2011年06月16日

セキュリティにとっての脅威とは・・・人間


セキュリティのためのハードやソフト、教育訓練に巨費を投じて情報のガードを固め、優秀と思われる警備保障会社に警備を委託する・・・そして、専門家が勧めるありとあらゆるセキュリティ対策やセキュリティソフトを導入したとしても、攻め落とすのはいとも簡単である・・・

なぜなら、巧妙に身分を偽称し、必要とする情報を単純かつ当たり前のようなふりをして、要求するだけで欲しいものは手に入る・・・

人間は、完全なセキュリティを求めるあまり、偽者のセキュリティに安住してしまう・・・

高価なセキュリティシステムは、ないよりあった方が良いが・・・しかし、それで絶対に安全ということはありない・・・どんなに高性能なセキュリティ対策を講じたとしても、被害に遭うときは遭ってしまう・・・

それはなぜか・・・?

それは、セキュリティの最も良い部分は、ハードウェアやソフトウェアではなく「人間」である・・・セキュリティは、主観的な幻想であり、その幻想は「お人よし、見落とし、無知」などによって増幅される・・・

有能な技術者が完璧に作り上げたセキュリティシステムも「人間的要素」という最も重要な弱点には対応はできない・・・技術はコンピューターで守れても、人間は守れない・・・セキュリティの最も弱い部分である「人間」が強化されるまで無防備は続く・・・

唯一・・・防ぐ方法は、他力本願とは決別し、自力で「人間に対して」実施するセキュリティ対策が、本物のセキュリティであり、人間的要素を利用して攻撃してくる賊の手口を知る必要がある・・・

どのような手口で侵入し、情報をどのように改竄するのか・・・システムやネットワークをどのように混乱させダウンさせるのか・・・

犯行は、人間の愚かさやセキュリティ対策に関する無知につけ込み成功を収める・・・「セキュリティは製品ではなくプロセスである」さらに・・・「セキュリティは技術的問題ではなく、人間とマネジメントの問題である」・・・


posted by 松田英貴 at 12:00| Comment(0) | 危機管理

2011年06月06日

警備業界に未来はあるのか・・・


1968年に起きた3億円窃盗事件・・・未解決のまま時効が成立している・・・

過去にも、数件、億単位の現金が強奪される事件が発生しているが、いずれの事件も未だ未解決である・・・犯罪成功確率的が90%と高い割合を占めている・・・

警備会社が関わる事件はそれ以上の確率で成功を収めているのではないか・・・下手すると犯罪成功確立が100%かもしれない・・・当然ながら、日月警備の過去の2件の事件も未解決である・・・

しかし、警備会社が関わる事件において損害が生じた(今回のようなケース)としても。警備会社に対する賠償責任はない・・・なぜなら賠償は全て保険会社が負ってくれる・・・

このことが、警備会社や警備員の危機管理能力を低迷させていると思われる・・・

ある警備会社はこのように教育する・・・「誰よりも何よりも先に自分の安全を確保せよ!」「保険が全てを解決してくれる!」「何かあれば即警察に通報せよ!」・・・

間違ってはいないが・・・これでは、警備員は必要ない!

しかし、警備保障というだけあって保険会社でもある・・・よって、警備会社に依頼することが保険の適用に繋がるため、警備員の質の高さはあまり関係ない・・・顧客も、事故が起きた場合に同等の保険金を受け取ることができるのなら、単価の高い会社よりは、単価の安い会社を選びたくなる・・・

しかしながら、ボディー・ガードの依頼においては顧客も真剣に考えるようで、極端に単価が低いガードの場合は信頼性を疑われる・・・依頼者の中には値引き交渉を行ってくる顧客もいるが、私から見れば信じられない・・・そんな時はこう問いただす「貴方の一時間の命の値段はおいくらですか・・・」そうすると、見栄っ張りの顧客は高いお金を出してくる・・・

こんな駆け引きも時には必要になってくる・・・

話を戻すが、安い単価で雇われた警備員は時給の分だけしか働かなくなる・・・それが普通と思って頂きたい・・・もし、下手な正義感を出して怪我でもしたら治療費の方が高くつく可能性もあるので、それらの警備員はそこまでして与えられた仕事を全うしようと思う警備員はほとんどいない・・・

火災が発生した時に、誰よりも先に真っ先に避難した警備員・・・火災のどさくさに紛れて金品を盗んだ警備員・・・クライアントを置いて逃げたボディー・ガード・・・

中には、こんな警備員もいた・・・怪我をする状況下でも無いのに関わらず怪我をして入院・・・その人はこう仲間に話していた・・・労災保険は下りるは、月々の給料は働かなくても貰えるはで、普通に働いているよりも給料が良いと・・・そんな悪意に満ちた人も存在することも事実である・・・

しかし、そんな人達にも当然ながら言い分もある・・・高校生並みの時給で、人の財産や生命を守る気にはなれないと・・・当然である・・・危険・汚い・きつい(3K)にも入っている警備の仕事だが、給料は並以下である・・・しかし、警備会社の管理職はどうかというと・・・会社の椅子で踏ん反りかえって、定時に帰宅し、土日祝日は休み、会社の景気に左右されることなくボーナスは支給される・・・

そこで考えて頂きたい・・・管理職がそのような待遇を受けられるのはいったい誰のおかげなのか・・・怪我や命を顧みず働いているのは誰なのかを・・・常に高いリスクを背に担いで仕事をしているの現場の人間だということを、今一度自覚して頂きたい・・・何か事故が起きた時に、真っ先にリスクを負うのは現場の人間であり、怪我をするのも、死ぬのも現場の人間である・・・

現場の人間には、最低でも契約時(会社と顧客)の時給単価の65%は支給する必要がある・・・そうすれば、必然と質の高い警備員も集まってくるはずである・・・安ければ安いなりの警備員しか集まらず、それに応じて安い仕事しか入ってこない・・・負のサイクルであり、自然の摂理であもある・・・

質の高い仕事を得たいのなら、質の高い警備員を選ぶ必要がある・・・当然ながら報酬も見合った分だけ与えなければ何も変わらない・・・全ては人から始まるわけです・・・

原発で働く「特攻隊」と呼ばれる人達には及ばないかもしれないが、それに近い現場も存在することも確かである・・・そんな、現場で働く人達の時給が1,000円にもならなかったとしたら、身を呈して何かを守ったり、誰かを守ったりしようとは思わない・・・

警備の交通誘導だって命がけです・・・誰もができる業ではないのです・・・中には業務中に怪我をしたり、車に跳ねられ亡くなった人もいます・・・そんな、彼らの時給は800円ほどです・・・この時代に800円・・・悲しい限りです・・・

こんなことを続けている限り、いつまで経ってもマイナーな仕事と判断されます・・・管理職はともかく、一般の隊員(兵隊)は基本給では食べてはいけない、暮らしてはいけないのが事実です・・・残業を100時間ほどこなして、やっと生活できるレベルです・・・

当然、結婚や家庭を持つことは厳しいはずです・・・

そんな、未来設計もできない警備の仕事に何の魅力を感じるでしょうか・・・誰が入りたいと思うでしょうか・・・?

本来であれば、どの仕事より胸を張って言える素晴らしい仕事のはずですが、ほとんどの人達は「職業は?」こんな質問にさせ恐怖を感じているはずです・・・

私も、ここ十数年間、警備業界の進歩のために頑張ってきたつもりではいますが・・・悲しいことに、警備業界自体は何の進歩もありません・・・業界も一般の会社も、まだまだ対等に付き合ってくれないことも事実です・・・良かれと思って言った言葉も受け入れてくれなことも多々あり、「この業界に長く居たければ、我々の仲間に入るか、右に倣えをするしかない・・・まだ、仲間ではない!」・・・こんな言葉も浴びさせられたこともありました・・・

これが、日本における警備の現実です・・・これじゃ・・・いつになっても進歩はないでしょう・・・

古い警備業界の体質は捨て、新しくする必要があります・・・警備の世界にも、内閣不信任案に賛成した、民主党でただ一人の造反議員でもある「松木謙公氏」のような人が多くいれば・・・変わるかな・・・?


posted by 松田英貴 at 19:31| Comment(0) | 危機管理

2011年06月05日

自分の身は自分で守る


4日午前6時10分ごろ、兵庫県宝塚市中山五月台7のマンションで、住人の会社員、三村典子さん(40)が血を流して倒れているのを、三村さんからの電話で駆けつけた知人女性(47)が見つけ、110番した。三村さんは首や背中などを切られ重傷。女性に「知らない男が部屋に入ってきて切りつけられた」と話したといい、県警宝塚署は殺人未遂事件として捜査している。

同署によると、三村さんが女性に電話したのは午前5時50分ごろ。その1時間ほど前に男が入ってきたと話したという。同居の長女(17)は不在で、女性が到着した時に玄関は無施錠だった。

また、マンションの防犯ビデオには3日午後11時ごろ、不審な長髪の若い男がマンションに入っていく様子が映っていたという。

【私の一言】
事件内容はともかく、誰もが一度や二度は施錠をしなかったことはあると思うが、問題はこのような事件に巻き込まれることを考えたことがあるかどうかである・・・それも、当事者になることを予想して・・・

当然ながら、この被害者も防犯の知識が全くなかったわけでは無いと思いますが、被害に遭っている最中に何をすべきかという知識は無かったと思います・・・

犯罪の予防とは、「犯罪に巻き込まれないようにするにはどうしたらよいかを考え、未然に防ぐために手段を講じる」ということですが・・・それは勿論大切なことではありますが、「万が一、犯罪に巻き込まれてしまったらどうすればよいのか」という問いには答えることはできないでしょう・・・

今回の被害者だけではなく、多くの犠牲者のなかにも、防犯の知識もあり、日頃から気をつけていた人も沢山いたと思いますが、「襲われてしまった場合にどうすればよいか」については、おそらく知らなかったと思います・・・

私が伝えたいことは・・・いくら、防犯についての知識があったとしても、実際に襲われてしまった場合には何の役にもたたないということです・・・事件が発生した時、そこには警察はいません・・・彼らは全てが終わってからやってきて、捜査を開始するわけですから、襲われた時、自分の身を守るのは自分しかいません・・・

その時に必要なことは、自分の命を守るための瞬時の判断と行動力であり、相手が何をするかではなく、自分が何をするかの判断力だけです・・・


posted by 松田英貴 at 20:52| Comment(0) | 危機管理

2011年06月02日

凶悪犯罪からの回避方法 7


■ 怒りの感情と野生的本能

もし、貴方が犯罪に巻き込まれ、犯人に「動くな!」「声を出すな!」と言われたらどうしますか・・・?多分、貴方を含め多くの人は言われた通りにするのではないでしょうか。しかし、犯人の指示に従うことは必ずしも貴方の安全を意味しません。言われた通りにした結果、ただの空き巣強盗が暴力犯に豹変する場合が多くあります。

犯人に「黙って言う通りにすれば乱暴はしない」・・・その言葉の信憑性はなんでしょうか?人は無意識のうちに誤った推測のもとに思考を働かせます・・・”黙って言う通りにすれば乱暴はしない”と言っている・・・逆らうと何をされるか不安である・・・だから言う通りにしていた方が大丈夫かもしれない・・・これは何事に対しても理屈で物事を考えてしまう人間の習性から、犯人にそう言って欲しいと願う気持がそのような心理状態を作ります。

もし、犯人の言葉を信じ人目に触れない場所に連れて行かれたとしたら、貴方は完全に犯人の支配化にある最も危険な状態にあることを忘れてはいけません。もはや、その時点では犯人の言うことを信じる以外に何も望めません。最大のチャンスを失った貴方はいつ訪れるかわからない次のチャンスを恐怖に慄きながら待つしかありません。しかし、そのような心理状態の中では逃げることができるかもしれないわずかなチャンスにも気づくことはできません。

逃げるチャンス、そして助かるチャンスは一度きりです・・・犯罪に直面した最初の数秒間の行動で貴方の人生の全てが決まります・・・「犯人が何をするかではなく、貴方が何をするかです」・・・その時にケガをすることへの恐怖心に支配され何もできなかったとしたら、その先にある生き残る可能性はとても少なくなります。

では、恐怖心に打ち勝ち危機的状況から抜け出るにはどうすればよいでしょうか・・・?その答えとしては「恐怖心」を「怒りの感情」に変換することです!「怒りの感情」とは、自分が生死の危機に曝されたときに感じる「身を護るための不可欠な感情」です。私も「怒りの感情」を恐怖心に対する対処的アプローチとして攻撃性を高めるために使用します。

恐怖心が強いほど「怒りの感情」は高ぶり、上手くコントロール出来れば危機的状況を打破するための思考と感情そして意識を集約させ全力で立ち向かうことが可能となります。「集中力」とは、危険を顧みず前進する原動力です。逃げ道を作らず、自分を追い込むためにも不可欠な存在です。この強力な感情のエネルギーを、犯人に対する怒りに変換させ、緊迫した最初の数秒間に自分ができる全てを呼び起こすことが必要です。

できること全てとは、心身に備わっている力のことであり、それは「恐怖」という感情により呼び起こされます。それを「怒り」に転じることにより、通常では考えられないような、自分でも思いもしなかった強さを生みます。これは通常動物が外敵から攻撃され命が危険に曝された時に自然に起きる反応と同じです。

しかし、人間の場合は、本能的に体が反応しても、人間は大脳で考えてしまいます。交渉する、降伏する、威嚇する、戦うといった選択肢の中から自らの知識と経験を照らし合わせて、自らに適した方法で最終的に身を護ろうとします。しかし、危機的状況においては理性的に物事を考える大脳は良い方向へは進みません。この時に必要とされる能力は、原始的、動物的といわれる本能であり、それが危機を素早く察し行動に移します。

これは、逃げるか戦うかを見極める反応で「逃避攻撃本能」と呼ばれ、本来生きていくためには必要不可欠の能力です。しかし、現代の文明社会においては危険がなく、そのため自然に発生するこの反応を理性的に押さえ込むことを習慣ずけられてきました。些細なことで反応しいちいち怒りを爆発させていたら世の中は機能しません。そのため、私達は一人一人が「社会」という枠組みによって「逃避攻撃本能」の持つパワーを押さえ込むように習慣づけられています。

しかし、このような反応を自制することが意味を持つのは、私達と同じ文明人を相手にしている時だけの話です。暴力犯はという”野蛮人”です。この野蛮人から身を護る唯一の方法は文明人の知的な反応から原始人や野生的な「逃避攻撃本能」に切り替えられるように、日頃から心構えを作っておくことです。


posted by 松田英貴 at 21:43| Comment(0) | 危機管理

2011年06月01日

危機管理マニュアルに対しての考え方


日本人のマニュアル好きは世界でも有名であり、何でもマニュアルにしないと気がすまない傾向がある・・・たしかに、マニュアルは必要ではあるが、決して万能ではない。そこで、今回は「マニュアルに対する考え方」に触れてみたい・・・

マニュアル作成においての原則の第一は「膨大なものを作らない」ことである。膨大なものを作るには時間がかかり、なんといっても、作ったあとで誰も読まないし実行もしない。そして、読まれず、机の奥深くにしまいこまれているか、あること自体も忘れ去られている場合もある・・・典型的な無駄である・・・

膨大なマニュアルは、「読みたくもないし、いざというときには誰も使いこなせない」しかし、日本人は特にマニュアル信奉者であり、きちんとしたマニュアルを作らないと気が済まない人も少なくない・・・

そこで、理想的で完璧なマニュアルを作るとなると、どんな場合でも膨大なものにならざるをえないが、危機管理マニュアルにおいては、危機発生という混乱の中で緊急に対応するものであるから、膨大なものでは役に立たない・・・

危機は、全てにおいて異なるものであり、その内容は千変万化し思わぬ事態が起こる。それに対してマニュアル化することは、もともと不可能であると言っても良い・・・

危機に対応するマニュアルにはどうしても「臨機応変」が必要になる。そうなれば、マニュアルには原則的な形と流れだけを示しておくことにならざるをえないのである。危機対応マニュアルは、原則として「起きるであろう事態」を想定して作られるものであるから、想像力が必要となる・・・

どこかの出来合いのマニュアルを持ってきて、多少書き換え間に合わせたても駄目である。マニュアルはその場その場に相応しいものでなければならず、「プレタポルテ」ではなく「オート・クチュール」のマニュアルを自ら作り上げることが大切である・・・

そして、「オート・クチュール」のマニュアルを基に、現実的な理論思考や直感、本能的な感覚を駆使してさまざまな危機的状況を乗り越えていきます。マニュアルはあくまでも指針であるため、どのような解決策を用いるかは人それぞれに違います・・・

危機管理は「真似の世界」ではなく、「創造の世界」である・・・


posted by 松田英貴 at 09:38| Comment(0) | 危機管理

2011年05月30日

危機管理の初期対応


危機管理においては、リスク発生時の「初期対応」の良し悪しが天国と地獄の分かれ道となる・・・

【リスクが発生した場合の対処の基本】
1、リスク発生時には「思い込み」や「希望的観測」を捨て、現状を受け止め謙虚に事実確認をする。
2、報告のみに頼らず極力自ら「現地・現物・現認」を行う。
3、対処の基本方針は「企業倫理」ではなく、「企業の社会的責任」の観点から考える。
4、原因究明と対策においては、「直接原因」のみならず「動機的原因」など「心理的環境的要因」についても厳しくチェックする。
5、隠さずに正直・敏速な対処を基本とする。
6、初期対応を誤ると問題がさらにこじれる。特に「公表のタイミング」には注意する。
7、信頼回復に向けて組織を挙げて「再発防止策の実践」に取り組む。
8、不祥事再発は企業存続に致命的な影響を与えます。企業一丸となって「危機感を共有」し行動する。

危機が発生すると、なかなか現状を受け入れることが出来ないことから、思考と感情をうまく使い分けることが出来ずにパニックに陥る傾向があり、不安や恐怖に精神を支配され、恐怖にひれ伏してしまい、自ら危険な行動に出てしまう・・・

危機管理においては、起きている情況を適切に見立て、情況を悪化させない行動プランを作成し、速やかに実行することが大切である・・・

posted by 松田英貴 at 12:24| Comment(0) | 危機管理

マスコミ対応心得


【ユッケ食中毒】 えびす社長逆切れ会見を見て、リスク発生時のマスコミの対応を誤ると事態を益々悪化させ取り返しのつかない事態を招来させることがわかった・・・

いかに・・・危機に対して脆弱か・・・慣れていないか・・・

リスク発生後の記者会見の態度で企業の危機管理意識が明確になります・・・

【マスコミ対応心得10ヶ条】
1、部下に任せず、トップ自らが、正確な事実を理解、認識した上で記者会見等積極的に対応する。
2、正直・誠実な対応を基本に、責任回避的な発言や、安易な推測発言は厳に慎む。
3、事故や不祥事の対応に対して、真心のこもった遺憾の言葉やお詫びの言葉を表明する。
4、発生経緯や原因の調査結果の最新情報については判明次第、逐次、正直に公表する。
5、被害者、遺族等への補償・対応については誠意を持ってあたることを約束する。
6、責任問題については、事実判明と調査結果に基づき適切に対処することを表明する。
7、問題解決・再発防止に向けて具体的な取り組みを積極的にPRし、企業努力への理解を求める。
8、マスコミ・被害者からの質問については誠意をもって極力、敏速に回答する。
9、記者会見では、真摯な態度で対応するよう心がけ華美な服装や感情的な発言は厳に慎む。
10、従業員などへの事実の周知徹底をはかり、不適切な行事への参加や軽はずみな言動を自粛させる。

全ての企業もリスク内容は異なるが「対岸の火事」ではないことを認識する必要があり、万が一のために対応方法を考えておくことも危機管理である・・・  

危機管理対応がしっかりしている企業であれば、比較的スムーズに対応できるのだが、多くの企業はそうではないため、いざ対応となるとシドロモドロな記者会見となるわけです・・・そうならないためにも多くのシミュレーション・トレーニングが必要となるわけです・・・

企業側とマスコミ側に別れ、トレーニングすると面白いですよ・・・

posted by 松田英貴 at 11:02| Comment(0) | 危機管理

2011年05月24日

警備員に必要なリスク・マネジメント能力


前回は、警備員の資質やセンスについて述べましたが、それと同様に求められることは「リスク・マネジメント能力」です・・・

個人を守るにしても、企業を守るにしても、危機管理の基本はリスク・マネジメントです・・・どちらを守るにしても、リスク・マネジメントの手法を理解できていなければ守ることはできません・・・

ただ、立っていればいい・・・巡回していればいい・・・といった問題ではない・・・

危機的状況において、どのような解決策を用いるかは人それぞれに違いますが、現状よりも悪化させないために、身に起きている現実を受け止め、危険性を見立てた事態の対応を求められます・・・

一度起きた事態は元に戻ることはありません・・・問題が発生したら、自らの手で問題を解決するか、誰かが解決してくれるのを待つか、それとも放置するかの三つ選択肢しかありません・・・

どの選択肢を用いるかは、個人の判断次第である・・・窮地に追いやられると、多くの人は自分なりの事実を構築します・・・「否認、抵抗、黙秘」するなど、ありとあらゆる方法で問題から逃避します・・・

現在、起きている原発問題もまさにコレに当たる・・・

切迫した問題を避け、隠蔽や欺瞞を用いて対応すれば、取り返しがきかない状況に陥ります・・・嘘を真実であると自分が思い続けるためには、新たに嘘を言い続けなくてはならなくなります・・・

嘘に嘘を重ねると、自分でも何が真実で何が嘘なのかがわからなくなり「ケリッポト(自滅への穴)」へ堕ちて行く・・・そうなれば、残された道はなくなります・・・

そうならないためにも「リスクマネジメント能力」は必要不可欠な能力となります・・・

・・・どんなに机上の理論を述べたところで、実行して成果を上げなければ意味がない・・・


posted by 松田英貴 at 10:49| Comment(0) | 危機管理

2011年05月21日

警備員に必要なこと・・・


今の日本の警備員に必要なことは・・・第一に教育です・・・そして経験です・・・

前回も書きましたが、警備員として働くために必要な教育時間は最低30時間が基本です・・・とても十分は時間とはいえません・・・果たして30時間の教育でどのような事案にも適切な対応は不可能です・・・

私が実施しているトレーニングも250時間ほどの教育時間を設けているが決して十分だとは思っていない・・・これで十分といえる時間など無いと思っている・・・

しかし、それ以上に大切なことがある・・・それは、危機を感じ取るセンスである・・・目の前の現象や出来事の中に危機の兆しを感じ取るセンスを見についていなければならない・・・

簡単と思われるかもしれないが・・・できていない・・・わかっているがやっていない人が殆どである・・・この、わかっていることが自然にできることが危機管理のセンスである・・・

駅のプラットフォームに立つ時は、線路側を避ける・・・歩道を歩く時は車の進行方向に背を向けることなく、反対の歩道を選び歩く・・・人通りの少ない道を歩くのは避ける・・・など、誰もができる危機管理は沢山あるが・・・実行している人は少ないはずである・・・

このような些細な「危機管理」ができない人は警備の仕事をやってはいけないし、できるわけがない・・・それすらも出来ない人(自分の危機管理)ができない人が企業の財産や他人の財産・・・そして生命を守ることができると思いますか・・・???・・・答えは「NO」

そのような人が警備の仕事につくとどうなるか・・・答えは簡単・・・危機に対して無頓着になっているので、いつか必ず危機を招くことになる・・・しかし、その時の代償は計り知れない物になることははっきりしている・・・

もし、身辺警護の仕事をしているとすれば、究極の代償は己の死かクライアントの死である・・・死にたくなければ、まずは己の危機管理を完璧にすることである・・・それが出来なければクライアントの命を守ることは絶対にできない・・・

小さな危機の予兆を感じることが、その先にある大きな危機の予兆を感じるきっかけとなります・・・それらの小さな積み重ねが、万が一の命に関わる危機を防ぐことにつながるわけです・・・危機管理の能力とは「生き抜く能力」とも言っても良いかもしれない・・・

その「生き抜く能力」センスがなければ、警備の仕事は辞め、他の仕事をやることを薦めたいのだが・・・そんなことを言ってしまうと、日本全国の警備員の総数の10%ほどしか残らないであろう・・・

日本の治安も世界並になっているのだから、それに応じて警備員のスキルを上げる必要がる・・・私もそんな思いで、セキュリティのスペシャリストとなるべく人材を育ててきたのだが、悲しいことに、多くの警備会社がそれ程のスキルを求めていないのが現状である・・・

せっかくスキルをもった人材を雇ったとしても、そのスキルを認めようとしない、そのスキルに見合った報酬も与えない・・・そんな警備会社が多すぎる・・・良かれと思いアドバイスした事が、その警備会社にとっては触れられたくない部分であった・・・その後、「出る杭は打たれた」・・・

警備会社も一般社会と同様に「右に倣え」が常識でもある・・・そんなことでは、いつになってもレベルは上がらない・・・良いモノや良い考えは否定せずに積極的に取り入れることが会社の成長にも繋がるのである・・・

・・・危機管理とは想像する能力である・・・


posted by 松田英貴 at 21:53| Comment(0) | 危機管理

2011年05月20日

警備会社も危機感を持つべし!


東京都立川市で5月12日未明に起きた「日月警備保障(株)」立川営業所での強盗傷害事件だが、内部の事情に精通した人物の犯行と思われるが、犯人に狙われるような日月警備保障の杜撰な警備態勢が今回の事件の引き金になったことは間違いない・・・

杜撰な警備体制・・・この言葉が当てはまるのはこの警備会社だけではなく、ほとんどの警備会社があてはまり、問題は警備教育である・・・警備業者は、警備業法第11条ならびに施行規則第26条によってどのように教育すべきかを具体的に定められてはいる・・・

警備員は、警備業務に従事する前に、新任教育と呼ばれる教育として30時間、従事中の警備員については、現任教育と呼ばれる教育として8時間が義務として課されている・・・この教育が終了すれば、明日にでもりっぱな警備員として勤務が可能となる・・・

年齢制限も無く、定年後の人達も当然警備員として勤務が可能である・・・前職も一切関係ない・・・学生、フリーター、八百屋、銀行員とさまざまな人達が警備員として働いている・・・警備員にとって必要なスキルは新任教育の30時間で十分だと思っている・・・

適任適所・・???・・なんて関係ない・・・

例えクライアントが求めたとしても、求めた人材が派遣される確立は無いに等しいだろう・・・30時間の教育で何ができるのか・・・そのような人達ばかりではないが、9割がそうであると言っても過言ではない・・・よって、警備を依頼したとしても、9割に当たる人達が派遣される確立が大きいことは明確であり、1割の優れた警備員を派遣された依頼者はラッキーである・・・宝くじで1等を当てると同じくらいの確立かもしれない・・・

本当は、誰にでもできる仕事ではない・・・財産を守る・・・命を守る・・・本来は簡単にできるような仕事ではないのだが・・・できているのが不思議である・・・本当は全くできていないのだが、できていると錯覚しているが実情である・・・

普通に考えて頂ければ理解できる思うが、たかが30時間の教育で何が学べるのか・・・私も過去に受けたことがあるから言えるのだが、警備業の歴史から始まり、基本動作(敬礼!回れ右!・・・)、法令、護身術などといったことを学ぶ・・・内容的には素晴らしい部分もあるのだが、200ページほどもある教本を30時間で学ぶのは至難の技であるから、じっくりやるわけにはいかない・・・

よって、軽〜く流す程度の勉強で終わってしまう・・・そして、明日からは警備員として各勤務地へ配属となる・・・多くの仕事が施設警備や雑踏警備と呼ばれる仕事であり、言い方を悪くすれば退屈な仕事である・・・立哨・・巡回・・待機・・立哨・・巡回・・待機・・・そして・・・仮眠・・・毎日がこの仕事の連続である・・・

警備員になりたての頃は緊張感もあるが、次第に緊張感なんて言葉も忘れ、時間が過ぎるのを待つだけの仕事に変わってくる・・・

立哨して考えることは・・・警備と全く関係の無いこと・・・休憩に何を食べようか・・・休日には何をしようか・・・こんなことである・・・そして、最も警備員にとって大事なことが「立哨の交代」である・・・ほとんどの警備会社は1時間ほどで次の警備員に交代するのだが・・・1時間は短いようで長い・・・その間、何回も時計を見る・・・交代時間が待ち遠しくなるので、交代は一分たりとも遅れることは許されない・・・

遅れると喧嘩になることもある・・・それほど、警備員にとっては「交代時間の厳守」は大事なことでもある・・・そんなことしか考えていない・・・そして、一日の警備の仕事で楽しみなのが休憩と仮眠であろう・・・一時間程度の休憩と4時間の仮眠は、唯一開放される時間である・・・ゲームをする人もいれば、読書をする人もいる・・・仮眠ではマイ・パジャマを持ってきて仮眠ではなく熟眠に入る人もいる・・・

こんな感じだから、仕事に対する責任感もほとんど無いだろう・・・巡回だって適当である・・・形式だけである・・・不審物があっても中には見て見ぬ振りをする人もいる・・・(爆弾だったら嫌だな〜)そうだ!俺の巡回中には発見しなかったことにしよう・・・当然、報告書には「巡回するも異常は認められず」と書く・・・

そして、早目に巡回を終わらモニター室でくつろぐ・・・

報告書だって書くのが面倒くさいから、全ての巡回時間の欄に「巡回するも異常は認められず」と先に書いておく人だっている・・・

最悪・・・事案が起きたとしても報告書には書かない場合もある・・・対処できない事案の場合は特にそうである・・・対処できなければ、仕事の継続が絶たれる場合があるので、何もなかったことにして、警備は万全だったと言い張る・・・

理由は明確である・・・時給800円〜850円のバイトが命を張るような事件に関わりたくないからである・・・彼らも可愛そうである・・・

しかし、この可愛そうな状況を作ったのは、重層的な請負構造である・・・これは警備業に限ったことではないが、元請、下請け、孫受け、ひ孫受け・・なる構造が存在している・・・この構造が存在している限り、警備員の質の向上はありえない・・・中間で次から次へと請負額が中抜きされ、請け負った企業も利益を取らなければいけないので、警備員に渡るお金は時給800円〜850円となる・・・

こんな給料だから、月給に換算しても大した額にはならない・・・クライアントの財産や命を守るより自分の財産や命を守る方が重要になってくる・・・

警備の仕事は3Kに近い仕事でもある・・・決して楽ではない・・・だからこそ、それなりの給料を与えない限り、警備員が自分の仕事にプライドを持って仕事をすることは無いだろう・・・

人は貰ったお金に見合っただけの仕事をする・・・警備の仕事も同じである・・・確実に守ってほしいのなら、それに見合ったお金を支払わないと、いざとなった時に逃げられるのがオチである・・・

警備業者も警備員を雑に扱っていると、いつか必ず事件が起きる・・・内部告発、警備員に不祥事・・・そして、今回の事件・・・今回の事件はあまりにも大きすぎて表に出てしまったが、小さい事件なら山とあるが表には出されていない・・・しかし、この事件をきっかけに、今後・・・事件を起こせば明るみになってくるだろう・・・

警備会社に言うのはおかしいが、もっと、危機感をもって仕事をしてほしい・・・


posted by 松田英貴 at 13:04| Comment(3) | 危機管理

2011年05月18日

ストーカー犯罪から身を守る


女子大生と警官刺される 殺人未遂容疑、ストーカー男逮捕 神戸学院大

17日午後2時50分ごろ、神戸市西区伊川谷町有瀬の神戸学院大の北門付近で、同大学4年の女子学生(21)が、男に刃物で背中や左脇腹を刺され、駆けつけた神戸西署の巡査部長(40)も足を刺された。女子学生と巡査部長はいずれも重傷。同署は殺人未遂容疑で男を現行犯逮捕し、動機などを調べている。

県警によると、男は埼玉県鳩ケ谷市、無職、伊ア義晃容疑者(25)。「婚約を破棄され、殺すつもりで刺した」などと容疑を認めているという。

伊ア容疑者は同大学の卒業生で、女子学生の元交際相手。今年3月に女子学生から別れ話を持ちかけたところ、伊ア容疑者が自宅前に押しかけるなどのストーカー行為を繰り返し、大学内のトイレで自殺を図ったため、女子学生が先月19日、県警に相談していた。県警は伊ア容疑者に口頭で警告し、家族同席の下で「ストーカー行為をしない」との誓約書を書かせていたという。

【私の一言】

またもやストーカー殺人事件である・・・

ストーカー行為を行う輩にとっては「誓約書」は何の意味も果たさない・・・ストーカーする輩は、その行為そのものをストーカーだとは認識していないし、まして犯罪行為とも思っていません・・・

警察側にも問題はあります・・・過去のストーカー犯罪においても、ほとんど被害者は警察に相談もしくは被害届を出してはいるが犯罪に遭っている・・・その原因は・・・

ストーカーは、事件性の可能性がなければ、なかなか犯罪としては認められない・・・認められるには多くの証拠が必要となり、その証拠を個人で集めるには非常にリスクが高い・・・

従って、被害者の多くがこの時点で挫折する・・・個人で集めることのできる情報は限られており、集めた情報を警察に提出したとしても証拠不十分でつき返される場合も多く、次第に根尽きてしまうのが現状である・・・そして事故が起きる・・・

以前にも書いたが、私たちは誰もが何らかの困った要素を抱えています・・・問題となるのは、その度合であり、付き合う場合は、相手の立場や価値観を理解し付き合い方を決めないと今回のような状況に陥ってしまう可能性が大きい・・・

今回の犯罪者のタイプは、見捨てられることに不安を抱くタイプであり、親しみを感じた相手との関係に固執し、壊れそうになることを極度に嫌うタイプです・・・

このタイプは、何かが起きると、すぐに自己防衛状態に入り、嫌われまいとして必死にすがろうします・・・その反対に傷つけられたことに恨みを抱くことがります・・・見捨てられることへの恐怖が、このタイプを強く動かし、現実を理解しようとする柔軟な姿勢はなく、関係を維持することで現実への直面を避けようとします・・・

関係を終わりにしようとするほど、どこまでも相手を追いかけあらゆる方法で関係の修復を迫ります・・・安心を感じることができるまで、執着的な攻撃を続けます・・・

しかし、心の隅に自分は嫌われているという自己意識があるのだが、自分で自らの行為を止めることができず、現実を受け入れることが怖いためにしつこく追いすがってしまう特徴があり、裏切りという行動が怒りへと豹変し「報いを受けるべき」という自分を正当化し、脅威が一気に高まり脅迫行為や、最悪・・・殺傷行為へ繋がります・・・

このタイプから心身を守るためには、相手の言動に「常に疑う」「詮索する」「避難する」といった意思表示や言動に嫉妬心の異常性や過度の束縛を感じることがあれば付き合い方を考えた方が良いと思われます・・・これらのタイプには強い意思表示は必要です・・・

ストーカー・DVなどでお困りの方がいましたら、いつでもご相談にのります・・・

松田英貴 危機管理事務所
ご相談メールアドレス:le_hashlim@yahoo.co.jp


posted by 松田英貴 at 10:27| Comment(0) | 危機管理

2011年05月13日

不審サイン


以前にも少し説明したが、人が取る行動や、世の中に存在するモノには「理由と原因」が存在する・・・その理由や原因を探ることで、危機の兆候を発見することができる・・・

どんなに、環境に溶け込もうとしても、普通に振舞おうとしても、目的が違う限り、必ず周囲と異なる行動となる・・・言動、視線・・・とあらゆるサインがそこにある・・・

私は人間ウォッチングが好きであるがゆえに、友達にも「見すぎだと!」と言われる・・・が見てしまう・・・職業病でしょうか・・・

普通と異なる行動や言動をする人であればあるほど興味が湧いてくる・・・癖もそうである・・・特に癖は意識をして行っているわけではないので、何かとその人を判断する材料となる・・・

ほとんどの人は自分を普通だと思っている・・・だから普通とは自分を基準として判断しているに過ぎない・・・よって、「普通」とはどのような状態を示すのかを自分自身が知っておかないと普通が理解できない・・・

セキュリティーの観点から見る普通とは、一般社会常識が備わっている人である・・・世に言う「常識」というものであるが、これも、人それぞれで常識の解釈が違うので困る・・・

よって、「道徳心」が備わった人が普通と呼ばれるのだろう・・・すると、人間の半数以上が普通でなくなってしまう・・・ん〜困った・・・

そう!・・・ほとんどの人達が、どこかに「困った」部分を持ち合わせている・・・・私達は誰もがみな「困ったちゃん」なのである・・・その困った部分が度を越すと普通ではなくなる・・・

よって、判断基準は、「困ったちゃん」に焦点を合わせずに「困っている度合い」を問題にするほうが容易い・・・そうすれば、常識と非常識の区別が理解できる・・・

そうすれば、より一層、普通ではない人の不審サインが読み取ることができるはずである・・・

なんとなくまとまりました・・・


posted by 松田英貴 at 16:30| Comment(0) | 危機管理

2011年05月11日

会社の危険度を見極める


会社の健全度を見極める方法

今、自分の勤める会社は経営的にどの程度まで危ないところに来ているのか、それを常にチェックしておくことが重要である・・・そして、段階に応じて自分がどのような行動をとれば良いか前もって考えておく必要がある・・・

【 レベル1:会社の経営はどこから見ても順調 】
業績が悪化するような兆候は見当たらない・・・しかし、全てにおいて安心してはいけない。危機のレベルが上がる可能性は常にある・・・

【 レベル2:危機の最初の兆しが現われている状態 】
会社の経営が必ずしも順調ではない・・・具体的には、新規採用の見送り、売り上げや利益の減少、採算の悪い支店や営業所の閉鎖、リストラの噂などがレベル2にあたる・・・

同僚の日常的な会話から察することも可能である・・・必ずしも裏づけのある情報である必要はなく、噂程度でもいい・・・重要なのは、真実であるかは別として、マイナスの話が出ているという事実が重要である・・・社内、社外から、断片的であっても問題はないので、情報を集め、取拾選択して組み立てれば、かなり事実がわかってくる・・・

【 レベル3:具体的には赤字決算 】
単年度だけではなく、何期か続いているようであればレベル3とみて間違いない。正確にいえば、決算見通しで赤字になりそうだという予想が出た段階で、確実にレベル3と判断するべきである・・・他の兆候としては、優良資産などの切り売りや希望退職者の募集、事業の減少などがあげられる・・・

対応としては、情報収集だけでは満足していてはならない・・・倒産の場合のシミュレーションを具体的に行っておいたほうが良い・・・

【 レベル4:会社は倒産への道を歩んでいる 】
ボーナスの大幅な削減はもちろん、給料も遅れがちになる・・・経理部門の責任者との連絡がつかない・・・すでに、人減らしが始まり、自己都合で退社する従業員も多くなる・・・この場合は、間違いなく優秀な社員から会社を離れていく・・・

対応としては、会社と運命共同体となるか、全力をあげ就職活動にかかるべきである・・・

【 レベル5:倒産の回避策はない→倒産確実 】
給料未払い、退職金無し・・・会社が危険ゾーンに入るかどうかという分岐点はレベル3である・・・大事なのは、「自分にとって何が危機なのか」を見極め、「予想できる危機に対して、どんな備えをしておくか」である・・・


posted by 松田英貴 at 22:36| Comment(0) | 危機管理

2011年05月10日

就職氷河期・・・面接の現場で起きている問題


《2010年度に入社した新入社員の多くが、入社半年の間に仕事に対するモチベーションを下げ、50%以上が辞職を意識しながら働いている》

ここ数年、「就職氷河期」が続いているのはご存じの通りだが、その厳しい競争を勝ち抜いた新入社員の半数以上が、すでに退職を考えながら仕事しているという驚きの調査結果が出た。一体、どういうことなのか。

厳しい就職戦線で、第一志望の会社に入れる学生はごくわずか。それ以外の大半の新入社員たちは常に『自分にふさわしい職場はここじゃない。もっと自分に合った場所がある』との思いにさいなまれています。だから、職場で辛いことがあると踏ん張りがきかない。同僚との競争のプレッシャーにも耐えられない傾向があります。

実際、就職ランキングで毎年上位に食い込む超大手企業でさえ、「最初の半年で約400人中80人弱が退職、もしくは退職の意思表示をした」(人事担当者)という。ただ、その動機は「希望の部署ではない」「営業ノルマが厳しい」といったもので、理由自体は10年前と変わらない。それでも、100社以上受けてどこにも就職できなかった学生やその親たちからすれば、ぜいたく過ぎる理由に思える。

【私の一言】

別に不思議なことではない・・・あたりまえのことである・・・はっきり言えば企業(面接官)の人選ミスです・・・

企業の面接は本来、採用失敗のリスクを最小限に抑えるためのノウハウが求められえます・・・面接官はこのことを十分に理解したうえで、入社後に活躍する人材を見極めることが大切なのだが、企業の多くでは、面接官の「単なる感」や経験則による面接を通じて合否が決定しているように感じられる・・・

その結果、「内定辞退」「早期退職」「心身上の問題」「人間関係のトラブル」といった問題が発生し、せっかく採用した人材に振り回される結果となり、職場への影響と損害額は計りしれなくなる・・・

なぜ・・・採用した人材に問題が起こるのか・・・理由は「単に相手を見抜けていない」に尽きる・・・問題の起こる兆候は、面接の時に求職者の言動現われているものですが、多くの面接官はそのサインを察知する方法(プロファイリング)を身につけていない・・・

面接で大切なのは「相手の本音を引き出し、人物傾向をつかむこと」これに尽きます・・・そうすれば、高い確率で採用の間違いを避けることができる・・・

多くの求職者は、面接を受ける企業の情報をさまざまな角度から収集して、分析し、合格するための対策を立て理論武装してきます・・・また、「模擬面接」を受けてリハーサルを積んだ求職者は、自分を振り込む技術を身につけている・・・

そのような求職者は、磨かれたダイヤのように光沢を放ちながら面接に挑み、自分をアピールしてきますが・・・その光沢は見せかけで採用したら全く違った・・・そんなことになりがちである・・・

人は誰でも外見と内面は違いますが・・・面接官に大切なのは外見に目を奪われるのではなく、内面を知ることであり「ダイヤの原石」を探し出すことが大切です・・・


【企業にとって採用は大きな ”投資です!】
人物傾向分析のノウハウを教えます
松田英貴 危機管理事務所 ご相談メールアドレス:le_hashlim@yahoo.co.ne.jp


posted by 松田英貴 at 11:05| Comment(0) | 危機管理

2011年05月09日

感染症の問題


のど元過ぎれば・・・なんとやら・・・

世間は、たった2ヶ月前に起きた地震のことすらも忘れようとしている・・・被災地は行政の復興の再建が遅れていることから・・・まだまだである・・・

計画も無いまま復興再建に着手したが、何もかもが想定外で手付かずままの部分がほとんどである・・・支援物資もあまりにあまり廃棄している・・・なぜ???

未だに一部の地域ではまともな食料にもありつけず、生活にも困っているというのに・・・廃棄???

ボランテイアも当初は何を思ったのか人員の定数を決め作業にあたっていたが、そのおかげで作業がほとんど進んでいない状況が発覚・・・今になって再度募集を始めたらしいが・・・今更である・・・

一つ問題がある・・・夏に向け気温があがってくると、更なる問題が出てくる・・・

感染症の問題である・・・当然ながら、災害により感染症が流行するには、病原因子、宿主因子、環境因子、媒介動物の発生リスクが増加し、様々な条件が満たされた時に起こる・・・

いずれにせよ、災害後の感染症のリスクは増大することが多く、リスクがある限り未然に予防措置をとる必要がある・・・さもなければ、子どもやお年寄りをはじめ病原菌に対する免疫が弱い人の感染率が高くなります・・・

この問題も想定内に入れ、どれ程の被害が出るかを予測しておかないととんでも無いことになりそうですよ・・・

posted by 松田英貴 at 11:34| Comment(0) | 危機管理

2011年04月27日

危機管理は自然の摂理により成り立つ


私の本職は「危機管理コンサルタント」である・・・

最近は、ジャーナリストが書くような内容になっていましたので、ここでちょっと危機管理コンサルタントらしい記事を書いてみました・・・

動物の基本的本能は「自己保存本能」と「種族保存本能」の二つです・・・この二つを満たすためには「個「としても「集団」としても「食うこと」と「食われないこと」・・・

つまり、「稼ぐこと」と「危機(マイナス)を防ぐこと」である・・・

自然界においては、食物を得ることと、食われないために逃げ、あるいは戦うことである・・・これが自然の原理である・・・

自然に生きるものは、すべてこの「大原則」から逃げることはできない・・・

その原則に従うことができなければ・・・その先にあるのは「死」と「絶滅」である・・・

ところが、日本の経営者の中には「食うこと」つまり「稼ぐこと」には熱心であるが、「食われないこと」・・・つまり「危機(マイナス)を防ぐ」になると何もしない・・・

大切なことは、「稼ぐこと」に注ぐと同じ情熱と努力を「マイナスを防ぐこと」にも投じることである・・・

サファリでも、食うことにばかり気をとられていると、必ず食べられてしまう日がくる・・・そして絶滅する・・・

稼ぐことばかりに熱心で危機に対応することを知らない企業の将来も、豊かさに溺れて自らを守る姿勢を失った個人も全く同じことが言える・・・

人間も動物である以上、原則は同じことである・・・自然の法則を無視していまくいくはずがない・・・

「食うことと食われないこと」つまり「プラスを増やしマイナスを減らす」ことは、まさにビジネスの基本である・・・

つまり・・・ビジネスの結果は「稼ぎ」から「危機によって生じたマイナス」を差し引いたものとなる・・・そこで危機管理をすることにより「危機により生じるマイナス」をなくすことができれば、その企業のビジネスの成果を高めたことになり、危機管理はまさに「ビジネスそのもの」となる・・・

何を言いたいか・・・東電も政府も、利益や繁栄だけを追求し安全を怠る結果が「今」を招いてしまったのである・・・

危機によって生じるマイナスは現時点のものに限らない・・・今回の原発の事故の結果、当然ながら長期にわたり企業活動が停止せざるおえないマイナスを被る・・・

さらに企業のイメージを傷つける危機によって失った信用や名声は、いつまでもその企業に目に見えない多大のマイナスを与え続けることになるだろう・・・

posted by 松田英貴 at 10:14| Comment(0) | 危機管理

2011年04月11日

日本の求められる危機管理の必要性


ニュースから・・・(時事通信社)

東北電力は9日、東通原発1号機(青森県東通村)で非常用ディーゼル発電機の停止につながった油漏れは、ポンプの隙間を埋めるゴム製のパッキンを表裏を逆に取り付けていたことが原因とみられると発表した。この発電機は3月中旬に点検を終えたばかり。

経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は11日午前の会見で、福島第1原発事故の発生から1カ月を振り返った上で、「心配を掛け申し訳ない」と謝罪した。

西山審議官は「対応への評価は、事態が落ち着いてから行われるだろう」と述べた。その上で、高濃度の放射能汚染水の貯蔵先確保のため、低濃度汚染水を海に放出する際、周囲への情報提供が遅かったとの指摘について「平時は分かっていたつもりでも、緊急事態で及ばないこともあったと反省している。1カ月の教訓を生かして、報告を行いたい」と話した。 

想定外・・・認識不足・・・どの言葉をとっても決して許されることではない!全てがその場しのぎの謝罪であることは明確である!

危機管理とは何かを私が教えよう・・・!

危機管理においては、収集した情報を基に、具体的にどのような危険(TYPE)が起こりうるかのかを挙げる。この時、少しでも起こりうると思われる危険は、とにかく全て挙げてみる。

この時、単に危険を羅列するだけでなく、「5W1H」に基づいて一つ一つ考えてみる。

1、What(何が起こるか)When(いつ起こりうるのか)Where(どこで起こりうるのか)Who(誰が起こしうるか、または誰に対して起こりうるのか)Why(なぜ起こりうるのか)How(どのように起こりうるのか)の6項目について考えるのである。

2、これらの危険に対して、一つ一つその危険が起こりうる可能性や現実性を判断する。

3、判断を基に、現実的に起こりうる可能性の高い順に危険を並び替え、対処すべき優先順位(戦力的優先順位)をつける。これは、必要のないものに力を注ぎすぎ、必要なものへの対応がおろそかになることを防ぐために必要な手順である。

4、戦略的優先順位が決まった後、現実性、可能性の高い危険については、それらが起きてしまった際の影響や結果をも想定しておく。

危機管理とは、「危険の予測」危険への準備」「危険からの回避」の3つ段階で構成されている。戦略的優先順位の決定までが、「予測」や「準備」のための準備だとすると、影響や結果を考えるのは、最悪それらが起きてしまった時の対処を考える「回避」のための準備である。

次は、これらを基に「セキュリティー・プラン」と「エマージェンシー・プラン」の2種類の計画を立てる。いわゆる、保安員の西山審議官の言う「平常時のプラン」であり、決まった行動スケジュールであり、現時点において危険が起きていない、または起こる気配がない時のプランである。

これに対して、「エマージェンシー・プラン」とは「緊急時のプラン」である。有事の際に取るべき行動プランである。

今まさに危険が起きようとしている時や、危険が起きはじめた時の緊急時行動計画である。このプランはあらゆる事態を想定する必要があり、そして、そのプランを基に訓練プログラムを作成し、実際に時間をかけてフィジカルな訓練を行う必要がある。

このような手順の基づいた危機管理を構築していれば、事故を軽減することができてたであろう・・・とても残念である・・・


posted by 松田英貴 at 22:16| Comment(0) | 危機管理

2011年04月10日

凶悪犯罪からの回避方法 6


■ 恐怖を理解する・・・

恐怖心は、人間が感じる基本的な感情で、心身が危険に曝された時に感じる自己防衛反応です。

犯罪に巻き込まれると誰もが「恐怖」を感じます・・・恐怖とは具体的な対象への反応であり心身を傷つける、もしくは死を与える脅威を回避するために起こるストレスとして捉えることができます。ストレスは本来、さまざまな要因から生じる心身の「抵抗」であり、誰にでも起こる自然な反応です。

人間は誰であれ外部からの有害な刺激(今回の場合は負傷するという物理的ストレス)を受けると、本能的に自己防衛モードに入ります。体内にホルモンや神経化学物質が分泌され、血圧が血糖値が上昇する、鼓動が鳴る、口が渇く、筋肉が緊張するなどの「ストレス反応」が起こります。

恐怖心により起こりうるストレス反応
@ アドレナリンの分泌による血圧の上昇(心拍数が増加し呼吸器系の活動が活発になる。)
A 毛細血管の収縮(出血しにくくなり血液は粘り気を出す。)
B 消化器系の活動を抑制(不必要な臓器の機能を低下させ、多くの血液を筋肉に動員させる。)
C 脳内麻薬エンドルフィンの分泌(痛みの減少。)
D グリコーゲンの分解促進(血糖値があがりエネルギーを増大させる。)
E 視覚が鮮明になる(瞳孔が拡大し視覚が研ぎ澄まされる。)

また、体内の血液は一気に下半身に流れ逃げる準備をします。顔色が青くなり血の気が引いた気になるのはそのためです。このように、私達の体は生命が危険に曝された時、自ら生き延びるために、通常の状態では発生しないパワーと集中力を増すことにより限界近くまで身体的能力を高めます。

このように恐怖は誰もが感じる反応ですので、メカニズムを理解することで自己レベルで恐怖を制御できるようになり、感じた恐怖を否定せず受け止めたうえで行動できる能力を保持できるようになります。

posted by 松田英貴 at 23:02| Comment(0) | 危機管理

2011年04月09日

凶悪犯罪からの回避方法 5


■ ショックとパニックのメカニズム

事件に直面する人が体験する圧倒的な現実は、体を傷つけられることへの恐怖であり、そこで起こりえる心理状態がショックとパニックです。

緊急事態が発生すると人は少なからずパニックに陥ります。これは特別なトレーニングを受けていても起こりうる人間の心理状態です。パニック心理とは、突然起きた事態への不安や恐怖、ストレス、プレッシャーによって発生する精神の混乱状態を言います。

一度、パニックに陥ると判断力が著しく低下し、普段であれば難なく出来ることでも出来なくなってしいます。しかし、危機に対しての心構え(事前の予測と準備)を持つことにより、もし事故に遭遇したとしても「想定範囲内」と判断しパニック心理の根源を取り除いてくれるのです。

日本では、パニックという言葉しか使われませんが、緊急事態が発生した際にはパニックの前にショック状態が起こります。ここでパニックとショックの違いについて述べておきます。

■ ショックとは・・・
@ 身体が動かない A 声がでない B 考える事ができない

ショックの要因
@ 自分の置かれている状態が理解できない A 自分の置かれている状態を認めたくない

人は不安や恐怖などが発生または発生しうる状態になると、その状況を(何の根拠もなく・・・)否定することで、本能的に安心感を得ようとします。緊急事態が発生→状況の把握に時間がかかる→理解できたとしてもその状況を認めたがらない心理が発生・・・これらの理由によりショック状態が長引き、身体が動かないまま危険に巻き込まれ命を落とすことになるのです。

しかし、ショック状態は長くは続かない・・・なぜならいくらその状況を否定しても危険は去らないからである。
そして、その後に発生するのがパニックである。パニックはショックと正反対の性質を持っています。

■ パニックとは・・・
@ 身体は動く A 声は出る B 考えることも出来る
しかし、それをコントロールできないのがパニックです。身体は動くが、ただ走ることだけしかできない、声は出るが、ただ叫び声しかでない、考えることはできるが、一つのことしか頭に浮かばないなどである・・・その行動は適度な度合いを超えたオーバーリアクションであり、その状態は正常状態に戻るまで時間がかかるのです。

posted by 松田英貴 at 20:35| Comment(0) | 危機管理

2011年04月08日

凶悪犯罪からの回避方法 4


■ 凶悪犯罪から身を護る心構えとは・・・

凶悪犯罪から身を護る心構えとは・・・最悪の事態に遭遇した時に「すべきこと」と「してはいけないこと」を前もって決めておくこと・・・そして、最悪の状況に陥った時、貴方は「相手が何をするか」ではなく「自分が何をするか」を考え行動を起こすことです・・・その方法とは・・・生存本能の訓練です。

危機的状況に陥った時に貴方がとれるベストな選択肢を冷静かつ理論的に考えてみて下さい・・・そこで、大切なことは、「自分の身体能力の限界を知っておくこと」や「子供にはどの程度のことができるか」などを考慮に入れ考える必要があります。

このトレーニングにより、危険が見に迫ったときに潜在的な意識がそれを察知し被害を未然に防ぐ警戒心を高めることに繋がります。訓練で重要な事は、「特定の出来事に対する具体的な対策を考えること」です。

それができていなければ誰もがパニックに陥るのは同じですが、トレーニングを受けた人が一般の人と違う点は、たとえパニックに陥ったとしても、パニック状態から正常な状態に戻すリカバリータイムが早く、すぐに的確な行動を取れる点にあります。

そこで、一般の人がトレーニングに入る前にしなければいけないことがあります・・・それは、犯罪に対する考え方を改める必要があるのです ほとんどの人が犯罪の被害者になるようなことは考えていないので、「前もって考える」なんてことは言われてもやらないでしょう・・・

これまで犯罪の被害者になった人も直前までは自分が被害者になるなんて思っていた人はいません。しかし、「誰もが犯罪の被害者になる可能性はある」という現実を認識する必要があります。

多くの人は、ニュースや新聞で悲惨な事件を毎日のように目にしていると思いますが、もし自分が事件に巻き込まれ被害者になった場合のことは一瞬でも考えたことはあるでしょうか?例えあったとしても次の瞬間にはお笑い番組にチャンネルを変え高笑いをしている光景がほとんどだと思います

記憶にはまだ新しい秋葉原で起きた無差別殺人事件・・・楽しい休日が一瞬のうちに最悪な状況に変化しました。この事件で被害者になってしまった人も、まさか自分が被害者になるとは思ってもいなかったでしょう・・・事件を目の前にした人も、まさか目撃者になるとは思ってもいなかったでしょう・・・しかし、目撃者の中にも運悪く被害者の一人になっていた可能性があったかもしれません・・・

このように、犯罪事件は他人事ではなく「自分にも起こりえるんだ」と自覚ができたら、犯罪に対する考え方も変わり意識も次第に変わります。同僚や家族、恋人同士で新聞やニュースで報道された出来事を、「もし自分がその場に遭遇していたらどうしていたか」を考えるようにします。

頭の中で事件を再現し、自分をその中に置き、その状況に対してどのように反応し行動するかをイメージするのです。

それができる人は心構えを新たにすることができ、できない人は次の事件の被害者となる可能性が高いということです。誰であれ危機的状況に陥った時には身も心も凍りつき動けなくなるでしょう・・・恐怖に慄き・・・恐怖という巨大な壁を突き破ることは不可能となります・・・

しかし、心構えを効果的に作れることができれば恐怖心に対しどのように取り組めば良いのかが理解でき、その壁も必ず突き破ることが可能となります。

posted by 松田英貴 at 11:30| Comment(0) | 危機管理
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