2011年04月12日

チェルノブイリの事故と福島第一原発事故の違い


チェルノブイリの事故と福島第一原発事故の違い

1、原子炉の種類:
@福島(軽水炉)Aチェル(黒鉛炉)ともに中性子の減速材

2、事故の原因:
@福島(自然災害 人為的災害)Aチェル(人為的ミス 設計上の問題)

3、事故の初状態:
@福島:制御棒の挿入による核分裂停止後の事故 Aチェル:実験中・核分裂が「暴走」後の事故

4、圧力容器の有無:
@福島 有り Aチェル 無し

チェルノブイリ原発の構造は、福島原発のような「圧力容器」がなかったため圧力を隔離する構造にはなっていなかったため、「爆発」という事態に陥った.

5、格納容器の有無:
@福島 有り Aチェル 無し

格納容器は炉心が溶融した場合にその炉心ならびに放射線が外に出ることを阻む障壁としての役割を果たします。この格納容器のような障壁が無かったためにチェルノブイリでは「石棺」と呼ばれるコンクリートによって原子炉を密封することになりました。

6、事故に至っている原子炉の数
@福島 1,2,2,4号炉 Aチェル 4号炉1基

チェルノブイリの原発は「黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉(RBMK)」と言われるタイプです。減速材に炭素を使用しており、日本の原発のように原子炉格納容器がありません。現在レベル7まで引き上げられチェルノブイリ以上と報道されていますが、福島原発には原子炉格納容器あるためチェルノブイリ並の放射能漏れの心配はないと思いますが、情報ソース自体の真偽はわかりませんので、最悪格納容器が最初の爆発で破損、破壊されているとすればチェルノブイリのレベルに相当するのではないかと思われます。

原子炉1.jpg


メルトダウンとは?

冷却材が漏れるなどして、炉心の熱エネルギーが取り除かれない状態が続くと燃料棒が溶け出します。これがいわゆる「メルトダウン(炉心溶融)」です(「炉心融解」はボカロの方です)。最悪の場合、原子炉そのものが破れ、放射性物質が漏れ、環境を汚染します。

「メルトダウン」 = 「核爆発!」と思っている人は少なからずいると思いますが、メルトダウンしたからと言って核爆発は起きません。というか、原発で核爆発は起きません。なぜなら、原発で燃料として使われているウランは核爆発を起こせるほどの純度がないからです。

原爆に使われるウラン235の濃度は90%以上。核爆発を起こすには最低でも70%以上の濃度が必要です。それに対して、日本の原発で使用されている低濃縮ウランの濃度は20%以下。核爆発するには全然足りないのです。

原子炉2.jpg


posted by 松田英貴 at 13:00| Comment(0) | 事故

2011年04月04日

東電や国は自らの手で原曝を投下した・・・


電源喪質で容器破損 東電報告書を検討せず(読売新聞)

東京電力福島第一原子力発電所2、3号機で使われている型の原発は、電源が全て失われて原子炉を冷却できない状態が約3時間半続くと、原子炉圧力容器が破損するという研究報告を、原子力安全基盤機構が昨年10月にまとめていたことがわかった。

東電は報告書の内容を知りながら、電源喪失対策を検討していなかったことを認めている。

国は2006年に「原発耐震設計審査指針」を改定し、地震の想定規模を引き上げた。これを受け、国の委託で原発の安全研究に取り組む基盤機構が、09年度から様々な地震被害を想定した研究を始めた。

1970年前後に開発された、2、3号機の型の沸騰水型原発(出力80万キロ・ワット)については、地震で電源喪失した場合、原子炉内の温度や水位、圧力などがどう変化するかを計算した。

その結果、3時間40分後には圧力容器内の圧力が上がって容器が破損し、炉心の核燃料棒も損傷。格納容器も高圧に耐えきれず、6時間50分後に破損して、燃料棒から溶け出した放射性物質が外部へ漏れるとした。

これを読む限り、今回の事故は100%人災によるものである!

私もこのような報道が出るのは時間の問題だと思っていた・・・

断片的な情報、信憑性にない情報、その場限りの対応・・・

全てが、情報の隠蔽を前提とした対応だとしたら理解できる・・・

しかし、いまさら弁解したとしても決して許されることではない!

本来であれば、回避できた危機であったのにもかかわらず、忠告を無視した行動が今回の事故に繋がったと言える・・・

この責任を企業は政府はどのように取るというのか・・・

生活を失い、命を失い・・・そして生きる希望を失おうとしている人達が大勢いる・・・

原発のある地域以外に住む人達にも同じ事が言える・・・

日本ばかりだけでは無く、世界中に恐怖を与えたとも言える・・・

今回の事故により、放射線の多い少ないに関係なく、宮城を含めた近隣の県や首都圏に住む人達は被曝をしており被曝者であると言っても過言ではない・・・

「今すぐ身体に影響がでる量ではない・・・」誰の言葉かお分かりだと思いますが・・・

そもそも、人体に影響の無い放射線や放射物質なんてあるのだろうか・・・?

感受性の強い人は例え微量の放射物質であっても身体には影響を及ぼす・・・例えそうでない人でも数年後、数十年後には影響が出てくる可能性は否めないであろう・・・

もし、何らかの症状が身体に出たとしても、企業や国は「それらの症状は原発事故に放出された放射物質との因果関係は認められない」と言うだろう・・・

重みのある言葉で表現するとしたら・・・

東電や国は、自らの手で原爆ではなく原曝を投下してしまった・・・

2011年3月11日は、日本国民にとっては「何の日」になるのだろうか・・・

posted by 松田英貴 at 15:41| Comment(0) | 事故

2011年04月01日

原発事故は・・まさに映画「K9」


映画「K9」はご存知ですか・・・?

ソ連の原子力潜水艦で実際に起こった事故を映画化したものです・・・

まさに今、福島第一原発で起きている事故に非常に似ております・・・

地震で起きた事故ではなく、何らかの原因で起きた事故ですが、冷却水が漏れ、制御室の温度が上昇し、メトルダウンに近づきます。

原子力潜水艦はミサイルも積んでいますので、メトルダウンにより熱による核爆発が起これば、広島に投下された原爆の数十倍、数百倍の威力となります。

その中で、乗組員は修復するために10分交代で修理にあたるのですが、放射線量が高く外部被曝、内部被曝を起こします。

それは、見ていてとても悲惨です・・・

最終的には、修復がされ危機を乗り越えることができるのですが、帰還後、修復にあたった乗組員のほとんどは帰らぬ人となりました。

そして今、原発では同じような修復作業が行われております・・・

しかし、そこで修復作業をしている人達は東電や保安員、政府の人間ではないということです!

作業員の日当もしくは時給が20万円との記事を見ましたが、その金額が高いのか安いのかはわかりません・・・

どちらにしても、その人の命の値段が20万ということです・・・

いずれにせよ、まだまだ予断を許さない状況には変わりありませんが、収束に向け頑張って頂きたいと思っています。

あくまでも、自分の命を犠牲にして作業にあたって人達にです・・・

東電、保安員、政府の人達は、映画「K9」を今すぐ見て頂きたい!

そして、現状を理解して頂きたい!!!

posted by 松田英貴 at 11:30| Comment(0) | 事故

2011年03月31日

50mmシーベルトは通常の43万8000倍


東京電力福島第1原発から約40キロ離れた福島県飯舘村で、国際原子力機関(IAEA)が測定した放射線レベルが同機関の避難基準を上回った問題で、経済産業省原子力安全・保安院は31日、独自に放射線による被ばく量を試算した結果、内閣府原子力安全委員会の避難基準の約半分にとどまったことを明らかにした。「直ちに避難する必要はない」としている。

 文部科学省の簡易型線量計のデータを基に、震災以降の累積線量を試算した。その結果、同村周辺で最も線量が高い地点の累積線量は50ミリシーベルトだった。これは一日中屋外にいた場合の線量で、日常生活での累積被ばく量はこの半分程度と見ていいという。

 原子力安全委の指標では、避難基準は実質的な累積線量が50ミリシーベルト以上。保安院は「一日中屋外で過ごすことは現実的には考えづらく、(水素爆発などが起きた3月中旬に比べて)時間当たりの放射線量も減少傾向にある」と強調した。

計算すると・・・

累積線量が50mmシーベルト

一般の人が1年に浴びる放射量が1mmシーベルトである・・・

50mmシーベルト/時×8,760h(1年間の総時間数)=438,000であるから、通常の43万8000倍となります。

この数値が、ただちに避難する必要のない放射線量なのか・・・

私は理解に苦しみます・・・

posted by 松田英貴 at 23:21| Comment(0) | 事故

2011年03月28日

放射物質による人体への影響


現在、マスメディアでは大気中の放射物質の汚染ばかりが報道がされているが、今後の問題としては、土壌に蓄積された放射能や、放水により汚染された水が海洋に垂れ流された危険性が十分に考えられます。

海洋では、拡散されて影響が小さいというのが関係当局のコメントではあるが、等方的に拡散するのではなく、海流に乗って北上します。

また、食物連鎖による蓄積は重大である。

関係当局は、半減期が小さな(8.04日)ヨウ素131の線量しか公表しないが、Co60は5.27年、Sr90は28.8年、Cs137は30.0年であり、蓄積・濃縮という観点からは、これらの核種が重要です。

チェリノブイリから、1200Kmにある湖の1ヵ月後に藻類に検出された核種は、多い順にCs137、CS134、Ru103、Ba140・・・であり・・・

ヨウ素131は10番目である・・・

ヨウ素は気体になりやすく、事故が起きればすぐに環境中に出てくる放射能なので取り上げられます。

ヨウ素は甲状腺に、セシウム(Cs)は全身の筋肉や生殖器に、ストロンチウム(Sr)は骨に蓄積されます。

このように、放射能の種類により人体の特定の組織にたまり(濃縮)ます。

放射能物質の量が多いとそれだけ多くの細胞を死なせます。(放射能により、細胞中のDNAが直接または間接的に切断されると、細胞死や突然変異を起こします。)

体細胞の死は造血障害、臓器からの出血、循環不良、中枢神経障害、放射線火傷などを引き起こし、それによって死に至る場合もあります。

また、生殖細胞の死は不妊を招きます。晩発影響(数年あるいは数十年たって現れる影響)としては白内障があります。

これらは、「非確率的影響」とか「確定的影響」などと呼ばれ一定の量を超えて被曝すれば確定的に症状が出るものです。その量を「しきい値」と呼び、被曝量が多いほど症状が重くなります。

細胞死に至らない程度の傷がついた場合には、修復作用もありますが、うまく修復されないと、突然変異として次にできる細胞に引き継がれます。

体細胞の突然変異は各種のガンなどのさまざまな病気を発病させ、生殖細胞の突然変異は子どもに受け継がれて、やはり、ガンなどを発病させる要因となります。

これらは、被曝量に対して発病の確立が高くなります。そこで、「確率的影響」と呼び、しきい値はないとされています。

被曝量が少なくても、発病の確立が減るだけでゼロにはなりません。

放射能自体には、色もなければ匂いもありませんので、誰かのの口癖にもなったように思われる、「すぐに人体に影響のあるものではない」と勘違いしまいがちですが、長期的に見れば何らかの症状が発病する可能性があるのです。

posted by 松田英貴 at 23:47| Comment(0) | 事故

2011年03月23日

放射線とは・・・


放射線には、アルファ線、ベーター線、ガンマ線、中性子線などの種類があります。

それぞれの放射線には通り抜けれる物と通り抜けられない物がありますが、どの放射線にも共通しているのは、生き物に当たると、その細胞を確実に傷つけることです。

細胞中のDNAは放射線で直接また間接的に傷つけられ切断すると、細胞の死や突然変異を起こします。

放射線の量が多いとそれだけ多くの細胞を破壊(死滅)させることに繋がります。

体細胞の死は、造血障害、臓器からの出血、循環不良、中枢神経障害、放射線火傷などを引き起こし、それによって死に至る場合があります。

生殖細胞の死は、不妊を招きます。数年もしくは数十年後に現れる影響としては白内障があります。

これらは、一定の量を超えて被曝すれば確定的に症状がでるものです。その量を「しきい値」と呼び、被曝量が多いほど症状が重くなります。

細胞死に至らない程度の傷がついた場合には修復作用もありますが、修復されなかった場合は、突然変異として次にできる細胞に受け継がれます。

体細胞の突然変異は、各種ガンなぢのさまざまな病気を発病させ、生殖細胞の突然変異は子供に受け継がれ、ガンなどを発病させる要因となります。

これらは、被曝量に比例して発病の確立が高くなります。被曝量が少なくても、発病の確立が減るだけでゼロにはなりません。

メディアでも良く耳にしますが、被曝には「内部被曝」と「外部被曝」があります。

外部被曝は身体の外から放射線を浴びる事であり、内部被曝は、汚染した食物を食べたり、空気を肺に吸い込む事で放射能を体内に取り込み、体内で被曝する事です。

内部被曝の場合、放射能が至近距離から直接身体を攻撃し続けるので、放射線の量がわずかであっても大きな被曝量となります。

内部被曝の恐ろしさは、放射能の種類によって人体の特定の組織に濃縮する事です。

セシウムは全身の筋肉や生殖腺に・・・ヨウ素は甲状腺に・・・ストロンチウムは骨に集まります。

これは、生物は放射能だけを排除する事はできないため、それに良く似た成分の栄養素をためておくところに一緒に取り込んでしまうからです。

例えば、ヨウ素剤を飲むという事は、甲状腺が放射性のヨウ素を取り込む前に、放射性でないヨウ素を甲状腺に入れる事により、それ以上入ってこないという考えに基づいています。

放射能は自然界にもありますが、自然界の放射能と比べ、原発などで生まれる人口放射能の中には体内にたまりやすい物が多く存在し、それだけで危険性が高いと言えます。

度々、メディアで発表される「検出された放射能の量は、今すぐ体に影響する量ではない」と言っていますが、裏を返せば、後々に体に影響する量でもあると言っているように捉えるのは私だけでしょうか・・・

posted by 松田英貴 at 17:26| Comment(0) | 事故
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