2013年05月06日

コミュニケーションを妨げる要因


仕事、同僚、友人、恋人、子ども・・・私たちは、ありとああらゆる場面において言葉を通じて意思の疎通を図り相手と関わろうとしますが、なかなか思い通りの意思を相手に伝えられない。たとえ、伝えられたとしても全く違うふうに解釈されてしまい関係がギクシャクしてしまう・・・そんなことは誰にでもあると思います。

私たちが会話を交わしている時、頭の中にはさまざま感情が生まれています。時折、その感情が邪魔をして、無意識のうち物事を都合よくとらえたり、理性的に話すつもりが、いつのまにか言い争いをしてしまったり、嫌味を言ってしまう。はたまた、自慢話や慰めの言葉を要求することもあります。

そして人は常に、損か得か、権力を握りたい、良く見せたい、誰かを味方につけたい、嫌われたくない、悲しみたくない、快楽を味わいたいなど、さまざまな願望を持っています。そうした願望が思考を操ります。その結果、理論的な思考を妨害し理性的な話し合いや本来の目的う見失なわせてしまいます。

いったい何故なのか・・・?

人は誰でも、特定の習慣を持っています。物事の考え方や感情、そして行動などです。しかし、習慣はある行動を繰り返すだけでは習慣にはなりません。心理学者の研究によれば「ある行動を繰り返し、何らかの見返りがあった場合に習慣として定着する」となっています。

私たちの特定の考え方や感じ方、行動のしかたに拘るのは、その特定のやり方をすると得になるからです。この習慣となって形成された心の動きは、日常生活の中で意識せずに行っている得のための「心の癖」となります。

では、こうした習慣「心の癖」はどのように形成されるのでしょうか。遺伝として持ち合わせた素因のありますが、それ以上に大きいのが環境因子です。どんな環境で育ち、物事をどのようにとらえる癖ついているかが形成の大きな要因となっています。

あかちゃんは、個人としての自覚を持った瞬間に得をするために嘘をつくことを覚えます。嘘は人間の成長過程において正常なことであり、嘘をつけない子どもは自閉症のような疾患を持っていることが多いと言われています。

これが、大人になっても「欲しいものを欲しい時に手に入れたい」という欲望から逃げることはできません。そして特定の習慣となって定着します。

今までの習慣に従っていれば得をする。その得を手放すことを躊躇してしまう。それは、はっきりと目に見える得でもそうでなくても、得を得るために習慣を断ち切ることはできない。この習慣が、さまざまな感情として外に漏れ言葉となって発せられる。

これが、意思疎通を妨げる要因となっているのです。

posted by 松田英貴 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション
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