2012年12月11日

社会的言動と人物傾向 面接編3


前回、面接官が求職者に求めるものは、知識」「能力」や表面的な言動だけではなく、「誠実さ・信頼性」であることをお伝えしました。そこで今回は、面接官が具体的に求職者のどの部分に注目し見抜かなければならないかを説明します。

そのベース・ラインとなるのが「社会的言動と人物傾向」の二点です。多くの面接官は求職者の「人物傾向」より「社会的言動」に目を奪われやすい傾向にあります。この理由は、一般的な履歴書やエントリーシートに大きな問題点があります。

「社会的言動」
■ 判断力
■ 洞察力
■ コミニュケーション力
■ 専門知識
■ 実践力

「人物傾向」
■ 姿勢
■ 積極性
■ 価値観
■ 倫理観
■ 道徳観
■ 誠実性
■ 信頼性
■ 情緒的傾向

一般的に面接官は、求職者のエントリーシートの「趣味や特技」「資格」「長所・短所」そして「志望動機」「自己PR」などに記載された内容をもとにして判断したり、面接の資料としています。一方、「誠実さ・信頼性」はエントリーシートで明らかにすること簡単ではありません。「長所や短所」など具体的な性格を記入する項目があったとしても、真実を書き込むかどうかは本人の判断であり、客観的な評価ではありません。

具体的には、履歴書やエントリーシートから読み取る場合には、部分的に見るのではなく、全体的なバランスを見ます。(情報を多く書き込む箇所とそうではない箇所の差)「文章の途切れ」「表現の曖昧さ」「抽象的な逃避」など。または、記述が機械的で個性がない。

枠内に書かれているバランスによって、自己中心的な人物であるかないかも判断できます。当然ながら見易さも判断の一つです。これにより、他人への配慮の有無があるかないかも察知できます。また、枠内にきっちりと収められていたとしても注意しなければなりません。

ようするに、履歴書やエントリーシートに記載されてる内容をそのまま受け止めてはいけないことです。付け加えて言えば、事前調査をしなければわからないことも多く、学歴も含め多くの内容が虚偽である可能性も十分に考えられます。

従って、何か違和感を感じた時は決して否定せず、その違和感の正体は何かを突き止める必要性があります。面接官の経験だけで求職者を判断せず、心理学やノン・ハーバル(非言語)を見地から根拠を見出し真実を暴くことが大切になります。


posted by 松田英貴 at 23:32 | TrackBack(0) | コミュニケーション
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