2012年11月27日

無差別殺傷犯から身を守る方法 1


情緒もしくは精神がなんらかの理由で錯乱状態にある相手を、米国警察では「EDP(Emotionally Disturbed Person)」、日本では「MD(Mental Deranged)」と呼ばれています。ここで述べる「EDP」とは医学的視点とは異なり、あくまでも錯乱状態になった状態で自他及び第三者を傷つける恐れがある状態に陥った相手として扱います。

2008年6月に起きた「秋葉原通り魔事件」や近年2012年6月に起きた「大阪通り魔事件」など、共に記憶に新しい無差別殺傷事件である。これらの凶悪事件は、情緒もしくは精神錯乱傾向にある人間の犯行と捉えることができます。秋葉原通り魔事件では、所持していたダガーナイフで通行人や警察官ら14人を立て続けに殺傷しました。

一般人においては、「EDP」に遭遇する確率は極めて低いと思いますが、警察官においては決して低いとは言えません。そこで、もし実際に「EDP]に遭遇した場合はどのように接すれば良いのかを述べたいと思います。

まず、現場では相手が「EDP」であるかないかを理解する必要があります。これを理解する効果的な方法は、客観的に相手の言動を観察することが重要です。ここで注意しなければならないことは、勝手な思い込みで「EDP」と診断しないことです。中には、薬物やアルコールの影響を受けている場合や、精神的な疾患である場合も少なくありません。

「EDP」と思われる言動
1、大声や奇声
2、衣類に普通ではない乱れがある
3、幻覚や妄想が感じられる言動
4、つまづく、ふらつく、よろめきながら歩く
5、潤んで血走った眼
6、瞳孔の拡大や収縮
7、立つ、歩くといった簡単な行動が難しい
8、違和感をもたせる、消極的もしくは過激な言動
9、警察官の指示に従うのが難しい
10、吸引式の薬物や酒類の臭いが相手の吐息に感じられる

※本文は米国機関やシークレット・サービス、FBI、ロス市警などで採用されている「脅威査定」の手法を中心に記載しています。


posted by 松田英貴 at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 危機管理
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