2012年09月29日

イラク帰還隊員 25人自殺(東京新聞)/防衛省「イラク派遣との因果関係は不明」


イラク帰還隊員 25人自殺(東京新聞)/防衛省「イラク派遣との因果関係は不明」

二〇〇三年に米国主導で始まったイラク戦争に関連して、中東へ部隊派遣された自衛官のうち、先月までに二十五人が帰国後に自殺していたことが防衛省への取材で分かった。陸上自衛隊は十九人、航空自衛隊は六人に上る。防衛省は「イラク派遣との因果関係は不明」としている。

 陸自は〇四〜〇六年、イラク南部のサマワに合計五千五百人を派遣し、空自は〇四〜〇八年、合計三千六百人をクウェートに派遣した。海上自衛隊は現地駐留せず、自殺者もいなかった。

 自衛隊全体の一一年度の自殺者は七十八人で、自殺率を示す十万人あたり換算で三四・二人。イラク特措法で派遣され、帰国後に自殺した隊員を十万人あたりに置き換えると陸自は三四五・五人で自衛隊全体の十倍、空自は一六六・七人で五倍になる。

 一般公務員の一・五倍とただでさえ自殺者が多い自衛隊にあっても極めて高率だ。防衛省の担当者は「帰国後、何年も経過した派遣隊員と一年ごとに調べる隊員の自殺者数を比べても意味がない」と反論。派遣隊員が自殺した時期は明らかになっていないが、陸自のイラク派遣期間中の三年間は毎年九十人以上が自殺しており、自衛隊全体の自殺者数を押し上げている。

 イラク派遣された陸自は宿営地で十三回、計二十二発のロケット弾攻撃を受け、うち四発が宿営地に落下した。車両で移動中、仕掛け爆弾による攻撃も受けた。

 空自は武装した米兵をバグダッドへ空輸する際、たびたび携帯ミサイルに狙われたことを示す警報が鳴り、着弾を避けるため、急旋回などの飛行を余儀なくされた。

 過酷な環境下で任務遂行したことになるが、前出の担当者は「心的外傷後ストレス障害(PTSD)で自殺した例は確認できていない」としている。 (編集委員・半田滋)

私はこの記事を見て驚くことはなかった。当初からこの事実は聞いていたし、「イラク派遣との因果関係」が例えあったとしても自殺者が出ることに対して不思議なことではないと思っている。友人にも派遣された人もいて、派遣前に相談があった。自衛隊を辞めるかどうかである・・・

内心は情けない奴と思っていたが、日本の自衛隊は所詮サラリーマンであることを考えれば心情も理解できる。大半の自衛官は戦場へ出向くことなど考えていないからである。訓練をしているとはいえ、ほとんどの訓練はマニュアルに沿った訓練である。サバイバルゲームの方がより実践的である場合もある。

過去に、サバイバルゲームオタクと現役自衛官のサバイバルゲームを見たことがあるが、見るも無残ながら、現役自衛隊チームはあっと言う間に全滅した。その後の一自衛隊員の言い訳には驚いた!「実戦ではないからね・・・」多分・・実戦ではもっと早く全滅するはずである。

陸上自衛隊においては、午前中の訓練が終われば報告書などの事務処理を行い定時には帰宅する。例え残業があったとしても、やり残した事務処理である。これが特別国家公務員の仕事である。公務員であることから軍隊ではないから仕方がない。

そんな彼らに、いきなり戦場に行ってくれと言うのが「酷」である。当然ながら、そのような心の準備も出来てはいないし、相応の訓練も受けてはいない。最悪は「死」を覚悟しなければいけないことだってある。そんな中、イラク派遣の命令がくれば「そんなの聞いていないよ〜」である。

そりゃ、恐怖心でいっぱいである・・・家族、恋人、妻、子ども・・・全ての人に別れを告げなければいけない。最悪、その時が最後の日となるかもしれないのである。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)との関係は問いただされてはいないようだが、全く無い訳が無い!アメリカ人の友人もイラクに派遣され無事に帰還したが、本人は気づかなかったが、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に長い期間悩まされていたようだった。


posted by 松田英貴 at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際問題
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