2012年08月24日

アイセック・ジャパンの危機管理


NPO法人「アイセック・ジャパン」(アイセック)の海外インターンシップでルーマニアに渡った女子大学生(20)が殺害された事件は、女性が海外で夜間に単独行動をせざるをえなかったことが引き金になったのでは、との声が上がっているが問題はそれだけではないだろう。

これは、双方(アイセックと被害者)の危機管理意識の問題であることは間違いない。地元メディアの報道などによると、女子学生は2012年8月15日にルーマニアの首都・ブカレストの空港に到着後、ブカレストから西に約420キロ離れたクラヨーヴァに向かう予定だったらしい。

その後、ルーマニア人の男と一緒にタクシーに乗り込み、空港近くのバス停で降車したことがわかっているが、その後、消息が途絶え、17日、道路脇の森の中で遺体で発見された。(地元警察は17日夜、タクシーに同乗した男を殺害容疑で逮捕した。)

被害者と男性の関係はわからないが、もし現地で出会いタクシーに同上し被害に遭ったとしたら、個人の危機意識に問題があるのは間違いない。もし、日本で同様の行動をしたとしても問題がある。当然ながら、日本の常識は海外では全く通用しない。

海外で行動する際には海外の常識で物事を考え行動しなければいけない。勿論、想定される事件や犯罪も違うので、情報を基づき行動しなければいけない。

基本的な危機対策は当然であるが、自然災害や誘拐、テロに巻き込まれた場合はどうするかも考えておく必要がある。このようなことを言うと、多くの人は「そこまで考えると海外にも行けないし何もできない」と言う人がいるが、ここまでしないから簡単に犯罪に巻き込まれるのである。

旅行であれば、個人の責任が大きいが、今回の場合は企業側(アイセック)がどれだけの危機管理教育を行っていたかが問題である。


posted by 松田英貴 at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 危機管理
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