2012年03月19日

ジークンドー真の創造に関する考察5


ブルース・リー ズ ジークンドー最終形態への進化

ブルース・リー ズ ジークンドーは、師祖独自による研究、インスピレーション、精錬をするハード・トレーニング、そしてテッド・ウォン師父を相手にきわめて多数のスパーリングを通した実験により、創り上げられてきました。

それは最終的に晩年の師祖が“ブルース・リーのスタイル”と言っていた通り、師祖独特のスタイルとなったのです。

独特のスタイルとは“精錬され尽したスタイルの無いスタイル”で一般的な伝統他流儀のスタイルとは異なります。しかし、“スタイルのないスタイル”といっても、確実に師祖独特の表現方法で存在しています。

ブルース・リー ズ ジークンドーは、以下に掲げる考察と哲学的原理、哲学的原則(ジークンドー哲学)を元に、自己実現の定理をもって科学的リサーチを進めながら精錬され、進化と発展を遂げていきました。

1970年8月13日、この日師祖は人生の中で最大の転機をむかえることとなります。

日常のハード・トレーニングによる身体組織の疲労と、アメリカ映画界にある人種差別から来るストレスの蓄積が重なった中で、ウォーム・アップなしでいきなり“グッド・モーニング・エクササイズ”という背筋を鍛えるトレーニングをしたため、第四仙骨の神経を損傷し、約半年間の入院を余儀なくされてしまいます。しかもその時の医師からは、一生武術をすることは不可能であると宣告されてしまうのです。

この時師祖は、武術への熱意をさめないようにするため、武術関係・科学関係・哲学/思想関係・心理学関係・医学関係・自己啓発関係など非常に多くの書籍を熟読しました。

特に師祖の心に深く刻み込まれたのが、インドの哲学/思想家:クリシュナムルティが述べた内容のものでした。これは『自己依存の概念』で、“他に頼って生きるのではなく、自分自身のすべてをもって人生を切り開いていく。”という思想から、実相世界である現実の中で行動していくものです。

師祖は、自らの考えが正しいことを知り、今の現実を変えるための努力をしました。その努力は身体をメインにトレーニングするのではなく、意識のレベル・アップを計るトレーニングでした。

ただし、身体のトレーニングを全くしなかったわけではないようです。テッド・ウォン師父は何回もお見舞いに病院に訪れていますが、とある日に訪れた時には、師祖が身体のトレーニングをしていたと語っておられます。

身体のトレーニングとは陽のトレーニングであり、意識をレベル・アップするトレーニングは陰のトレーニングです。つまり、師祖はこの最悪の事態を経験し、それを自らの能力で超えることにより陰陽バランスの調和を得て、退院した後のトレーニングにより持てる能力のすべてが向上したのです。

さまざまな知恵と知識を得、自己依存の概念を現実のものとした師祖は、入院中に7冊にものぼる自己の研究書を書き上げました。これが後に“Tao Of Jeet Kune Do”および“Bruce Lee's Commentaries on the Martial Way”などを代表とした書籍として出版されることとなったのです。

映画出演のため香港に移住した師祖は、非常に多忙な仕事に追われながらも、自身とジークンドーの更なる進化のため、ハードなトレーニングを自らに課していました。

 そしてついに“無法と無限”の境地に至り武術の達人となり、ジークンドーも約90%程まで完成したのです。この境地に関して師祖は『燃えよドラゴン(ディレクターズ・カット)』の中でそのいくつかを述べています。

また、“スタイルの無いスタイル”の表現方法を『死亡遊戯』の中で表現しています。当然その表現はアクション的に描かれてはいますが。

この時の師祖の“武術の達人”としての能力は、はるかにレベルの高いものを有していました。超常的な様々な種類のスピード・超常的な破壊力・心と身体の強大な耐久力・様々に変化していく状況に確実に適応することのできる能力など、想像もつかないレベルの境地に存在していたことは事実です。

この境地に至った達人の技法をテッド・ウォン師父は、最後となってしまうスパーリングの中で体験しています。その時テッド・ウォン師父は、『これが武術の究極なのではないか!』と思ったそうです。

師祖は、更なる進化と発展を目指していましたが、1973年7月20日、その夢は現実のものとはならない状態となってしまいました。しかしこの時点でジークンドーの歴史が終わったわけではありません。

若くして他界してしまった師祖ですが、遺産として残ったものは後世に受け継がれています。

特にブルース・リー ズ ジークンドー(ジュンファンジークンドー)最終形態に関しては、テッド・ウォン師父が唯一体得しており、年を重ねていっても常に能力を向上させていけることが、今現在では判明しているため、『将来ブルース・リー ズ ジークンドーが失伝してしまうという事態には決してならない!』と自信を持ってお伝えしたいと思う次第です!



posted by 松田英貴 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Bruce Lee
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