2012年03月09日

3月12日朝検出されたテルル132の発生源を徹底的に追究すべき


以下転載

3月12日朝検出されたテルル132の発生源を徹底的に追究すべき

そこで、国は3月12日朝に事故機から7qも離れた地点にて検出されたテルル132の発生源を何としても、徹底解明する国家義務があります。

繰り返します、この問題は決してウヤムヤにしてはいけない重大問題です。

6月6日、保安院は、当該1号機では、電源喪失の5時間後の3月11日の午後8時にはメルトダウンが起きていたという解析結果を発表しています。

それならば、3月11日の夜には、1号機のみならず他の事故機も一次冷却水系配管などの損傷部から汚染水蒸気が噴き出し、原子炉建屋やタービン建屋に充満していたことになります。そして、建屋内の圧力が高まり、その汚染水蒸気は、秘密裡に主排気筒などから大量に大気放出されたということになります。

3月11日夜、事故原発周辺の住民はまだ完全に避難できていなかったのではないでしょうか、その意味でも、これは大問題です。

さらに、3月12日午前、事故現場上空を防護なしで、ヘリで飛んだ菅総理は非常に危険な行動をとっていたことになります。

メルトダウンした原子炉にて発生した汚染水蒸気の行方は?

3月11日夜には事故機がメルトダウンを起こしていたとして、その原子炉配管損傷部などから噴出した高圧水蒸気がどうなったのかは、絶対に明らかにしてもらう必要があります。

事故後に起きた1号機および3号機建屋の水素爆発の原因について、当時の専門家の推測では、原子炉建屋内に保管された使用済み核燃料が、冷却水循環が止まったため露出して、被覆管ジルコニウムが溶けて水と反応して水素を発生させ、それが原子炉建屋上部に溜まったため爆発したというものでした。なぜなら、水素爆発時には、まだメルトダウンは起きていないことになっていたからです。

しかしながら、3月11日深夜までに、事故機すべてメルトダウンしていたなら、炉内でも水素が発生していたはずですが、炉内に通じる配管などが地震で破壊されて、その損傷部から炉内で発生した水素が、水蒸気とともに、原子炉建屋とタービン建屋に噴出したと思われます。その結果、不幸中の幸いで、圧力容器内圧の過度の急上昇が防がれた代わり、噴出した水素によって1号機と3号機の原子炉建屋の水素爆発が起きたと考えられます。

水素爆発しなかった2号機の原子炉建屋は、3号機の爆発破片で穴が開き、水素爆発が免れたわけです。なお、震災時、定検で運転停止中であった4号機の原子炉建屋の火災原因(5月23日未明)は依然不明です。

いずれにしても、1号機と3号機にて強烈な水素爆発が起きたということは、爆発発生まで、事故原発建屋の気密性は高く、少なくとも、水素爆発前まで、原子炉内の汚染水蒸気および水素が大量に外部放散されてはいなかったことを意味します。

もし、密かに、排気筒などから炉内の汚染水蒸気が大気中に大量放散されていたら、逆に、水素爆発は起きていなかったはずです。


posted by 松田英貴 at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然災害
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