2012年01月18日

心の育て方


心になんらかの刺激を受けた時に、その心の反応は、「思考」「感情」「感覚」「直感」と呼ばれる四種類の機能に分類されます。

また、それら4つの機能と対極する機能があり、その機能を劣等機能と言います。これは、一番使われにくい物事への反応の仕方、物事の捉え方が、劣等機能を使った方法であり、言わば、その人が最も苦手としている分野の機能だということです。

主機能(思考、感情、感覚、直感)が強ければ強いほど、対極にある機能は劣等機能として強くおさえ込まれます。

例えば、思考型の人間の劣等機能は感情にあたります。このタイプの人は、物事を常に論理的に、理屈で捉えようとします。また、物事には原因と結果があるととらえ、その過程を筋道を立てて明確にしようとします。

しかし、相手の気持ちを汲み取ったり、その時の感情に共感することは苦手なため、冷たい人と誤解されることもあります。愛情や思いやりなどと言った感情を表現することが下手で、そのような気持ちが伝わりにくいためです。

このように、誰にでも苦手な心理機能が司る分野が存在し、それが短所であり、その人の弱点であります。主機能の作用が強ければ強いほど、劣等機能は強く抑圧されるため、顕著な短所となります。いわば、性格の歪みがわかりやすく出てきます。

人は内向、外向、主機能、劣等機能など、自分の本質的な性質を無視して、違う性質の人間を振舞おうとしても、苦しかったり、生きていくのが辛くなったりします。

性格を変えたい、もっと違うタイプの人間になりたいと考えている人は沢山います。相手に自分を上手く伝えることができず対人関係が不安定な人もたくさんいます。例え、トラブルがなくても、「自分の性格のここを変えたい」「あの人のようになりたい」など、いろいろな願望を抱いています。

そうした願望は、誰もが持っています。なぜなら、本来もっとも機能的に優れているのは、4つの主機能のバランスを良く兼ね備えた性格だからです。つまり、主機能のバランスが正方形に近づけば近づくほど、他者から見て円満で魅力的な「性格」に近づきます。

そして、人間性が円満な形に近づくと、社会の中で好意的に受け止められやすい人となります。そうすると、自分の思い通り振舞えるようになり、人生がどんどん快適に楽しくなります。

それには、意識して劣等機能を上手く使うレッスンを繰り返すことです。今の性格を否定するのではなく、それを長所としつつ、それ以外の機能を少しずつ成長させていく。

それが一番いい形でに「心の育て方」なのです。


posted by 松田英貴 at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学
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