2012年01月06日

五感を使い危険回避


人は普段の生活においては、論理的思考を用いて、自分と相手の価値観や感情を理解しつつ、話し合いによる問題解決が図れます。

しかし、強盗に遭遇したり、喧嘩に巻き込まれるなどの切迫した脅威となれば話は別です。そのような状況化で論理的思考を用いて、逃げればいいのか、戦えばいいのかと考えているうちに被害者になってしまいます。

本来、見に迫る脅威にさらされると人は論理的に考えず自己防衛本能が自動的に働きます。「逃げるか、戦うか」の選択です。その時、身体にも多くの反応が起きます。

血の気が引き顔色が青白くなる。これは、血液が脚部に流れ逃げる用意をします。逆に、顔が熱く感じることもあります。これは、怒りを感じて攻撃という選択肢を選んだ場合は、血液は上半身に集中します。

逃げるか戦うか。緊急時にどちらの行動を選択するかは、自分次第ですが、実際には考える前に本能的に体が動いています。

危険回避には二つの選択肢があります。一つは、知識と経験を重ね論理的思考で考え行動する。もう一つは、直感を感じ、本能的に行動する。この二つの方法を見につけておかなければ、自分を守ることはできません。

もし、レイプ犯が獲物(ターゲット)を狙う場合、獲物を選び近づいてくるという前兆行動があります。そこで、相手の気配や行動をいち早く察知すれば、二つの選択肢を使い分けることができます。

多くの人は情報を視覚から取り込みます。視覚から脳に送られた情報から自らに危険を及ぼす対象になるのかならないのかを判断します。しかし、対象の判断基準には個人差があります。それは、価値観や経験の違いにより識別されるか否かで決定され、恐怖の度合いも変化していきます。

例えば、友人に紹介された人がいるとします。清潔感があり、腰が低く、言葉遣いも丁寧、気配りもある人が相手です。その後、何回かデートを重ねるが、その度、なんとなく違和感を感じています。そのような人に正式な交際を告げられたとしたらどうしますか?

私なら、相手との間に少し距離を起き、違和感の意味を良く考えます。疑うのは相手ではなく、自分自身の感覚です。体の全ての五感を使い感覚的に判断します。もし、視覚だけで判断したとしたら、起きている内容に対して、自分の価値観から相手を判断してしまいます。

ただ見るのではなく、どのように見るか。ただ、聞くのではなく、どのような音を聞くのか。

このように、視覚だけに頼らず、五感の全てを動員させ物事を観ることが危険回避に繋がるわけです。


posted by 松田英貴 at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 危機管理
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