2011年11月30日

元東電社員の告白 辞めたワケと20年前の"ある事故


元東電技術者で福島第一原発で原子炉の運転や核燃料の管理をしていた木村俊雄氏(47歳) 2001年に退社。

1991年10月30日に福島第一原発で事故が発生。海水が漏洩しディーゼル発電機が膝上まで浸水し使用不可となる。

その時、木村氏は上司に・・・

このくらいの海水漏洩で非常用ディーゼル発電機が水没して使えなくなるとすると万が一津波が来た時には非常用ディーゼル発電機が全台使えなくなる。

そうなると原子炉を冷やせなくなる。

津波による過酷事故の解析が本当は必要では」と進言する。

しかし上司は・・・

その通りだ!君の言う通りだ!

しかし安全審査をやってる人間の中ではこれは実はタブーなんだ・・・と。

それを回避するためには、予想津波水位より高い所に非常用ディーゼル発電機を移動させればよいのだが、それには会社に高いコストが掛かる。

そのため誰もそれを提案しなかったという・・・



福島原発事故から、来月で9ヶ月が経とうとしているが、その問題は未だに何一つ解決(収束)に至っていない。当初は、国民が知ることの無かった事実や真実が、最近になって判明してきたが、何もかも「後の祭り」である。

事故当初、ヨウ素剤が、汚染地区の住民に支給される予定であったが、何らかのミスにより支給されることはなかった。もし、数年後に放射能が原因と思われる、甲状腺の病気患者が蔓延したとしたと仮定する。その時に、確実に「ヨウ素剤」が支給されていたとしたら、それらの病気が発症する可能性は少なかったかもしれない。

まだ、住民も放射能が原因と思われる病気に対して現実味がないので、それほど悲観的にはなっていないが、数年後、数十年後に現実となって現れたとき、その光景は悲惨極まりないだろう。しかし、その光景が現実化する可能性は非常に高い。

その時、東電は、政府はどのような対応をするのだろうか・・・

多分、「それらの病気と、福島原発事故との因果関係は認められていない。現在、調査段階である・・・」そんな言葉が聞こえてくる・・・


posted by 松田英貴 at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 事故
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