2011年10月14日

デメリットばかりのTPP


FTA(自由貿易協定)とは?
特定の国や地域とのあいだでかかる関税や企業への規制を取り払い、物やサービスの流通を自由に行えるようにする取り決めのこと。

EPA(経済連携協定)とは?
物流のみならず、人の移動、知的財産権の保護、投資、競争政策など様々な協力や幅広い分野での連携で、両国または地域間での親密な関係強化を目指す協定。

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)とは?
2006年5月に環太平洋地域における経済連携協定としてシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4カ国加盟でスタートした。物流のみならず、人の移動、知的財産権の保護、投資、競争政策など様々な協力や幅広い分野での連携であるが貿易関税などに例外を認めないで関税の撤廃を目指す協定である。

日本は、インドネシア政府に対して「インドネシア経済回廊構想」の協力やEPAの制度充実などで合意。また日本・インド両国政府は2国間の経済連携協定(EPA)締結で合意するなどライバルの韓国などに後れを取るまいとしている。日本は11カ国・地域とのEPAを発効させているがBRICsとのEPAは初めてで、発効から10年間で、両国の貿易総額の94%にあたる品目の関税を撤廃。

TPPの特色は、人の移動や金融も含む一切合財が自由化される。TPPは包括的な貿易条約であるが、この場合の包括的という語の意味は貿易に関して一旦全てを自由化するという意味のようだ。

その中には、看護師や介護士、弁護士、公共事業の入札、金融(勿論郵貯や簡保も含まれる)の自由化なども含まれ、更に驚いたことに全ての公共入札は英語での告知を義務付けるので、例えば看護師も英語で可、市町村の文房具の購入も英語で入札の告知をしなければならなくなるという。巷間言われているように農業が打撃を受けるなどといったレベルの問題ではないことが分かる。

また現在貿易のルートは非常に複雑になってきていて、例えば日産自動車のマーチやトヨタの次期カローラなどは海外工場で生産し日本に逆輸入することになっている。現在は低いといっても一応は関税はかけられるのだが、TPP締結後関税が撤廃されると無税で日本に入ってくる。

国内工場を閉鎖し海外工場から逆輸入しても企業にはデメリットはなくなるので工場の海外進出に拍車がかかり、国内の製造業は痛手を被ることになるかも知れない。工場の多い地方では失業問題の深刻化に拍車がかかるだろう。


posted by 松田英貴 at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | TPP
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