2011年04月27日

危機管理は自然の摂理により成り立つ


私の本職は「危機管理コンサルタント」である・・・

最近は、ジャーナリストが書くような内容になっていましたので、ここでちょっと危機管理コンサルタントらしい記事を書いてみました・・・

動物の基本的本能は「自己保存本能」と「種族保存本能」の二つです・・・この二つを満たすためには「個「としても「集団」としても「食うこと」と「食われないこと」・・・

つまり、「稼ぐこと」と「危機(マイナス)を防ぐこと」である・・・

自然界においては、食物を得ることと、食われないために逃げ、あるいは戦うことである・・・これが自然の原理である・・・

自然に生きるものは、すべてこの「大原則」から逃げることはできない・・・

その原則に従うことができなければ・・・その先にあるのは「死」と「絶滅」である・・・

ところが、日本の経営者の中には「食うこと」つまり「稼ぐこと」には熱心であるが、「食われないこと」・・・つまり「危機(マイナス)を防ぐ」になると何もしない・・・

大切なことは、「稼ぐこと」に注ぐと同じ情熱と努力を「マイナスを防ぐこと」にも投じることである・・・

サファリでも、食うことにばかり気をとられていると、必ず食べられてしまう日がくる・・・そして絶滅する・・・

稼ぐことばかりに熱心で危機に対応することを知らない企業の将来も、豊かさに溺れて自らを守る姿勢を失った個人も全く同じことが言える・・・

人間も動物である以上、原則は同じことである・・・自然の法則を無視していまくいくはずがない・・・

「食うことと食われないこと」つまり「プラスを増やしマイナスを減らす」ことは、まさにビジネスの基本である・・・

つまり・・・ビジネスの結果は「稼ぎ」から「危機によって生じたマイナス」を差し引いたものとなる・・・そこで危機管理をすることにより「危機により生じるマイナス」をなくすことができれば、その企業のビジネスの成果を高めたことになり、危機管理はまさに「ビジネスそのもの」となる・・・

何を言いたいか・・・東電も政府も、利益や繁栄だけを追求し安全を怠る結果が「今」を招いてしまったのである・・・

危機によって生じるマイナスは現時点のものに限らない・・・今回の原発の事故の結果、当然ながら長期にわたり企業活動が停止せざるおえないマイナスを被る・・・

さらに企業のイメージを傷つける危機によって失った信用や名声は、いつまでもその企業に目に見えない多大のマイナスを与え続けることになるだろう・・・

posted by 松田英貴 at 10:14| Comment(0) | 危機管理
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

spacer.gif
spacer.gif